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第49回 『「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本』 (著:茂木健一郎・羽生善治)

眼と耳で楽しむ読書術

郷に入っては郷に従え、と言いますが、
特に従うつもりがなくても、いつの間にか影響を受けてしまうことは
珍しくありません。
 
特に言葉。
 
たとえば、東京の人間は、大阪弁を話す友人を持つと
かなり高確率で影響を受けます。
そして、クセになってエセ大阪弁を使うと
「サブイ」と言われ(笑)
 
最近、気づいたのは、
「ほら、あれだよ、あれ」「あれやっておいて」
といった具合に、なかなか名前が出てこない人の会話も、
けっこうウツる、ということ。
 
しかも、あれだの、それだのばかりでも、
意外にきちんと会話が成り立つのも不思議ですが(笑)
 
10代の頃から、あれやそれがよく会話に出てきた、
という人もいれば、
年齢とともに明らかに増えてきた、という人もいます。
 
先日、ある会社の社長とお会いした際、
「最近、歳のせいか、言葉がすぐ出てこなくなってね。
部下に指示を出す時に、あれやそれを使うことが増えてきた。
 正直、あまりカッコイイものとは言えないから、
 なんとかできないか、と思うんだけど…」
といった話を聞きました。
 
その後も、似たような話をちらほら耳にし、
同じ悩みを持つ経営者やリーダーも多いのでは?
と少し気になり始めたところ、
そのものズバリのタイトルが付いた一冊に出会いました。
 
『「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本』
 
 
tu49-1.jpg

「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本: 物忘れしない脳の作り方/amazonへ

 

です。
著者は、脳科学者の茂木健一郎氏と将棋の羽生善治氏。
 
驚異の記憶力で知られる羽生氏と
茂木氏の研究成果から、
物忘れしない脳の作り方を解き明かしていくものです。
 
茂木氏によると、あれやそれが増えるのは、
脳の老化現象とのこと。
しかし、それには個人差があり、
若々しく保つことも、若々しくなることも可能。
 
具体的には、脳がドーパミンを多く出すようにすること。
 
そのためには、たとえば、初めてのことをやってみたり、
不安になるようなことに挑戦するのがオススメ。
 
老いない脳をつくるための方法論が、わかりやすく具体的に
書いてあり、すぐ活用できるのが嬉しいところです。
 
さらに、羽生氏の棋士ならではの記憶法、脳活性化の方法も
大いに参考になります。
 
この本を読むこと自体が
脳にとって何よりの刺激になる、といっていいでしょう。
 
脳の老化を食い止め、いつまでも若々しく
いい仕事を!
 
年齢を重ねるごとに、
自らの価値を高めていくためにも
ぜひ手にとってみてください。
 
尚、本書を読むときに、おすすめの音楽は
『モーツァルト療法 ~音の最先端セラピー ~1.もっと頭の良くなるモーツァルト』

tu49-2.jpg
 
です。

正直、この手の企画ものには、眉唾ものというか、
ほとんど関心なかったのですが、このCDはいいですね。

ぜひ合せてお楽しみください。
 
では、また次回。
 
 

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