あなたの会社の管理職は
『“部下に具体的に夢を描かせる”こと』
が出来ていますか?
日々、全国の会社に訪問させていただき、社員の方々に、
「あなたは何のために働いているのですか?」と聞いてみると、
「もちろん生活のためです!」と答える方が非常に多く、
ほとんどの人が賛同されます。
そこで、
「その生活とは、今の生活を維持するために働いているのですか?
それとも、将来の生活をより良くするために働いているのですか?」
とお聞きすると、みなさんハッとされます。
さらに、
「あなたが創るあなたの将来の生活は
どれだけより良くなっているのですか?」
とお聞きすると、ほとんどの方が具体的に答えられません。
残念ながら、現状の生活や仕事に目を向けるだけにとどまり、将来に対する願望や希望を持つことができていない状態が見受けられます。
自分で創るべき『自らの将来像』を、今よりも“より良い状態”として具体的に想像することが出来ていないのです。
これでは、いくら会社でビジョンや方針や目標を掲げても、想像力を高めることができていないままの社員に、いくら頑張れと言ったところで達成することは厳しいでしょう。
全社員が自分の将来に目を向け、今とは違う“より良い状態”としての想像力を高める訓練として、部下に『具体的に夢を描かせる』ことが出来る管理職を育成すべきです。
「〇〇才には、□□になって(を手に入れて)~を愉しんでいる状態になる」
と、いつ、どんな場所で、どんな人たちと、どのようにして、何をどれだけ愉しんでいるのか?が具体的にイメージ(想像)出来る描き方で夢を描いて頂きます。
そこから、その夢を実現するために、人生目標を掲げることを通じて、さらに想像力を育ませることが重要となります。
その人生目標には、家族、健康、貯蓄、趣味、交友、人格、学習などの目標があり、さらに、それぞれの目標を達成するために、仕事の目標があります。
その目標を達成するために、年間→月間→週間→日時の行動計画へとブレークダウンして、やるべきことを明確にすることが出来るようになればしめたものです。
あくまでも社員にとっての仕事の目標は、自らのさまざまな人生目標を達成するためであり、ひいては、自分の夢を実現するためだと認識できれば、自らやる気を高め、自ら『やるべきこと』を考え、ワクワク仕事をすることが出来るようになります。
全社員が自分の人生目標の一つである仕事の目標を達成するために働いており、その実践行動が、会社の目標達成やビジョン実現につながると認識出来ている状態を創るために、管理職はチャレンジシートと
ランクUPノートを活用して、成長対話を重ねることが出来るようになる必要があります。
管理職が自らの夢と部下の夢を一緒に語り合い、お互いの夢実現につながる成長をするために、仕事の目標と計画について話し合い、困難な仕事にチャレンジする中で、お互いにワクワク仕事をすることが出来る管理職を育成することによって、会社の夢であるビジョンの実現につながることと願っております。
夢・理想は 大きく遠大に!
目的・目標は 高く明確に!
実践・行動は 着実に足元から!
お陰様で2012年もたくさんの方々がワクワク仕事をすることが出来るようになり、成長実感と成功期待を感じさせていただきました。
自創経営に取り組まれている皆様に心から感謝申し上げます。
2013年を輝かしく、さらなる飛躍を遂げるために、年末年始に全社員が自分の将来について、具体的な夢と、適確な目標を具体的に考える機会を与え、新年を清々しく迎えていただくことを祈っております。
私自身、2013年も全社員がワクワク仕事をしている状態を創ることができる管理職の育成に全力を尽くしてまいります。