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人間学・古典

第二十四話 「部下の教育」

中国哲学に学ぶ 不況は会社守成の好機

経営者にとって部下の教育を怠ることは事業の成長にブレーキをかけていることに等しい。

このことについて後漢書は“身を以て教うるものは従い、言を以て教うるものはあらそう”とある。
即ち、自分自身の行動によって部下を教えれば部下は素直に従うが、言葉によって教えようとすれば、
相手に反抗して争いになる”とある。


私はある会社に関係した時、歌を忘れたカナリヤならぬ、礼を忘れた社員集団、これを改めるために、
だれこれの区別なく社長に対するのと同じ挨拶をし、ルーズな出退勤を改めるため、出勤時間を
一時間早くして、これを改め、ひた隠しにしていた不良在庫を発掘するため、埃をかぶって
倉庫掃除をしたこともあった。どうみても上場会社の副社長のやることではなさそうである。


これは、銀行時代のこと。私は経理、総務、企画、人事をいずれも一年で通過し、取締役になった。
一年で懸案事項等すべて終えてしまったからだ。


そのやり方を担当者に一回命じて作業にかからないときは、自分で命じた仕事をやってしまったからだ。
私が新たな部へ転属すると社員たちは“井原部長がくると忙しくなる”と言っていたが、
私は別に余計な仕事を持ち込んだことはなかったが、部下はそう感じたらしい。


こういう習慣は家庭でも同じで一旦頼んでやってくれなければ自分で片付けてしまう。

人はよく、せっかちだ、性悪男などと言っているが、人間急がなくともよいことは
あの世へ転出だけでよいのである。


※一部旧字を現代漢字に変更させていただいております。

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