「若い社員の給料が高すぎる」そう真顔でおっしゃる社長がおられました。
確かにまだなにも経験していない白紙の大卒22歳です。世間がそうだからと20万円を超える初任給は高すぎる。高校を卒業したばかりの18歳 の少年に16万円という給料も高いといえば高いです。
しかし、本当に高いのでしょうか? ここで考えるべきは若い人の給料は「いま出来ること」に支払うのではなく、「将来への投資」だと言うこと です。
若者を採るときは、わが社の5年後を想像してください。若い人の成長は凄まじく早いです。どんどん仕事を覚えていき、溢れるパワーで次々と新 しい成果を達成していきます。若い社員が育てば、企業もさらに発展する。増収増益の好循環が実現します。
若い元気な人を採用するのは将来への投資です。より高く評価できる資質ある人物を採るよう最大限に努力すべきです。決して10万円も20万円 も給料を高くしろと言っている訳ではないのです。若い人にとっては5千円、6千円の差がすごく魅力的なのです。
もしも他社が手を出さないような、「安くても採れる人」だけを採っておいて、「給料分の仕事もしない」というのであれば本末転倒です。ますま す悪循環にはまり込むと思うべきでしょう。