menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

人事・労務

第2話「若い社員の給料は高すぎる」

「賃金の誤解」

 「若い社員の給料が高すぎる」そう真顔でおっしゃる社長がおられました。
 
 確かにまだなにも経験していない白紙の大卒22歳です。世間がそうだからと20万円を超える初任給は高すぎる。高校を卒業したばかりの18歳 の少年に16万円という給料も高いといえば高いです。
 
 しかし、本当に高いのでしょうか? ここで考えるべきは若い人の給料は「いま出来ること」に支払うのではなく、「将来への投資」だと言うこと です。
 
 若者を採るときは、わが社の5年後を想像してください。若い人の成長は凄まじく早いです。どんどん仕事を覚えていき、溢れるパワーで次々と新 しい成果を達成していきます。若い社員が育てば、企業もさらに発展する。増収増益の好循環が実現します。
 
 若い元気な人を採用するのは将来への投資です。より高く評価できる資質ある人物を採るよう最大限に努力すべきです。決して10万円も20万円 も給料を高くしろと言っている訳ではないのです。若い人にとっては5千円、6千円の差がすごく魅力的なのです。
 
 もしも他社が手を出さないような、「安くても採れる人」だけを採っておいて、「給料分の仕事もしない」というのであれば本末転倒です。ますま す悪循環にはまり込むと思うべきでしょう。

 

第1話 わが社は特殊・特別だ前のページ

第3話「景気の急降下局面でやってはいけないこと 」次のページ

関連記事

  1. 第17話 管理職手当の適正金額はいくらか

  2. 第30話 2011年・年末賞与はどのように決めるか

  3. 第42話 2012年・年末賞与はどのように決めるか

最新の経営コラム

  1. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年11月20日号)

  2. 第七十八話 展示会後のフォローで差をつける「工場見学の仕組みづくり」

  3. 第219話 少人数私募債の相続対策

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 人間学・古典

    第7人目 「ナポレオン」
  2. 人間学・古典

    第4回 「初心忘るべからず」
  3. 戦略・戦術

    第55回 『深セン、マカオ、香港!!これからは、時間ではなくアイデアの時代!?』
  4. 人事・労務

    第16話 仕事主体の納得性の高い評価を
  5. マネジメント

    第136回 『才子よりも、君子をめざせ』
keyboard_arrow_up