menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

マネジメント

第31回 『二番打者と四番打者』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

経営者が期待し、求める社員像について、ある大手生保がアンケート調査を行った。

そのアンケートは、全国の経営者2万人を対象に、
「◎をつけたい社員は、野球選手にたとえるとどんなタイプか」という質問形式で行われたのだが、結果は次の通りであった。

  (1)2番バッター         31%
  (2)6~8番バッター      27%
  (3)クリーンアップ(3~5番)  23%
  (4)1番バッター         18%
  (5)ピンチヒッター        1%

アンケート調査を行なった生保では、
“2番打者がもっとも求められているのは、コンスタントに物事を解決し、
ケース・バイ・ケースの適切な判断力を備えた人材が望まれているからだろう”
と、分析していたが、はたして本当のところはいかがなものか…。


日本の企業とアメリカの企業を野球にたとえてよくいうのは、日本は全員に2割8分のアベレージを求めるのに対し、アメリカ
では、4割バッターという異才が一人か二人いれば、あとは1割バッターでもいいというスタンスを採っているということだ。

それでは、全員がアベレージ2割8分のチームと、一人か二人の異才に率いられるチームとでは、
どちらが総合力が上かといえば、いうまでもなく、前者に 軍配が上がる。

ゆえに、日本の企業はそこそこに点を稼ぐシュアなバッター、優等生の集団を求める傾向が強い。
それが結果的に、「出る杭は打たれる」といった社風をつ くりだしているわけだ。


ただし、それは前例の積み重ねでもやっていける時代の話で、現在のように大変化の時代では逆転する。
2割8分の集団では 「改善」は可能だが、「改革」となると手に負えなくなるからである。

従って、現在の日本企業に求められるのは、2割8分というアベレージはキープしつつも
(つまり集団主義の良さは活かしつつ)、ハイクオリティな4割バッターを育成することである。

もちろん、企業はそうした人材にバントなど小細工を要求しないし、
組織に刺激を与えるという意味から自由な行動をとらせる、といったスタンスを強めるであろう。

このことを裏返していえば、あなたは平均点の仕事をこなしているからといって、
そこで安住したり進歩することをやめたりし てはいけないということである。

目標は高く4番バッターに置き、状況や場面に応じては2番バッターの役目を果たせる人材を目指すべきであるということだ。



新  将命     

第30回 『状況判断能力と統率力』前のページ

第32回 『成功の方程式』次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. 社長が知るべき「人間学と経営」セミナー収録

    音声・映像

    社長が知るべき「人間学と経営」セミナー収録

  2. 会社と社長個人の5大リスク対策セミナー収録

    音声・映像

    会社と社長個人の5大リスク対策セミナー収録

  3. ジャパネットたかた創業者「高田 明の経営法」セミナー収録

    音声・映像

    ジャパネットたかた創業者「高田 明の経営法」セミナー収録

関連記事

  1. 第196回 『計算されたリスクを冒すことのできる人』

  2. 第167回 『 一人の上司につく部下の数』

  3. 第121回 『弱さをも成功要因に』

最新の経営コラム

  1. 第53講 カスタマーハラスメント対策の実務策㊵『出るところに出る!』第5部

  2. 第64話 男女雇用機会均等法施行40年の現在地── 企業文化と役割設計の再構築へ ──

  3. 206軒目 「香下 @市ヶ谷 ~確かな技術と創意工夫で日本料理好きが喜ぶ“舌代”を実現」

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 社員教育・営業

    第179回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方102『社内へのホスピタリテ...
  2. 製造業

    第310号 自社の実力は、モノづくりの6段階のレベルで把握せよ(6)
  3. 戦略・戦術

    第267号 DM発送の最適化を図る「顧客管理システム」
  4. 製造業

    第293号 距離を短くする
  5. マネジメント

    第十九話 面白い仕事を一緒にやろう(ライフビジネスウェザー)
keyboard_arrow_up