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人事・労務

第15講 経営者自身のウェルビーイング、後回しにしていませんか?

顧客・社員・社会から支持される「ウェルビーイング経営入門」

 近年、「ウェルビーイング経営」が注目されています。ウェルビーイングとは、WHO(世界保健機関)によると「単に病気でないというだけでなく、身体的・精神的・社会的に良好な状態であること」を指します。言ってみれば、心身ともに健康で、家族や仕事など自分が関わる周囲と良好な関係を築き安心して暮らせる状態とも言えます。 ウェルビーイング経営とは、従業員や顧客、取引先、地域住民などさまざまなステークホルダーが、それぞれにウェルビーイングな状態を実現することで、事業の持続的な発展を目指すものです。ここで意外と見落とされがちなのが、経営者自身のウェルビーイングです。顧客や従業員のために必死で頑張っている経営者自身が時に働きすぎたり、プレッシャーを抱え込んで人知れず大変な状況になっていることも、実はよくあることです。この記事を御覧のみなさんはウェルビーイングな状態でしょうか?日々の経営業務に追われ、自分のウェルビーイングを後回しにしてはいませんか?今日は、経営者自身のウェルビーイングについて、改めて考えてみたいと思います。

1 ウェルビーイングの5つの要素とは

 では、そもそもウェルビーイングとはいったいどんな状態なのでしょうか。様々な定義がありますが、ウェルビーイングの大家であるアメリカの心理学者マーティン・セリグマン博士の提唱する「PERMA理論」では、人が幸福を感じる要素として以下の5つが挙げられています。

 1.Positive Emotion(ポジティブな感情):楽しい、嬉しい、感謝を感じる

 2.Engagement(没頭):集中して取り組み、時間を忘れるほどの没入感を得る

 3.Relationships(良好な人間関係):信頼できる人間関係の中で支え合う

 4.Meaning(人生の意味・意義):自分の仕事や行動が社会に役立っていると感じる

 5.Accomplishment(達成感):目標を達成し、成長を実感する

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