毎回、第1日目のパーテイーに参加させていただき、私の塾の修了生に会うのを楽しみにさせていただいています。
そこで全くお顔とお名前を存じ上げない方(私のセミナーや著書の読者であろう方)から、突然に、ご相談を受けました。
と単刀直入に聞いてこられました。
中国経済の崩壊で、デフレ基調、原油価格の激安で、日本は得をしますが、円高基調に変わり、株安は当分続くでしょう。
「なぜ、金利率の質問を私にされるのですか?」
「これから先、銀行金利率が上がると先生はお考えにならないのですか?」
「では、あなたはこれから金利高になるとお考えなのですか?」
「別にありません!」
「???」
「………」
それみたことか!
「邪魔にもならんのだから、ひとつ相手先の銀行のいう事を聞いて、お金を調達して借入枠の実績を作って、預金口座に置いておくか!こんな不透明な時代、マサカの時には現金が一番だから………」
こんな考えがあるのでしょうか?
「0.85%です」
「そんな金利は一つも低金利率ではないですよ。ただみたいなものとは言いませんよ。今、世間では 0.5%以下です」
「先生、0.2%が銀行から出てきました!」
とおっしゃていました。
「先生、0.2%でお金を借りることが出来ました!」
「それはすごい事ですね!アドバイスした通り低くなっているでしょう!」
周りの人もそれを聞いて感嘆していました。
財務に強いA氏です。
「どんな方法で出来るのですか?」とは私も聞かなかったのです。
TIBOR(タイボ)+スプレッド(上乗せ金利率)=支払金利率方式の変動性金利率で借りなさいと15年間言い続けています。
今や0.2%も可能になりましたね。
との問いに
「3.4%~3.5%です」と悪びれることもなく、言われました。
「そうなんですよ。今どんどん他行さんは下げておられます!しかし、それでは手前どもの信用金庫では経営が成り立たないのです」
「成り立たないと言っても預金金利率は0.02~0.03%じゃありませんか?」
「そりゃありませんよ!しかしまさか担保を取らないでしょうね!」
「いただいております」
「それって今、金融庁からしていけないといわれているのでは?」
「………」
「不動産業パチンコ業が多いです」
「その業種でもこの頃はそんな金利率では借りませんよ!」
ということは今日もこの銀行と惰性で付き合って、高い金利を支払っている零細企業があるという事でしょうね。
身近な人、勉強しない人達だけとの付き合いだけでは情報は入ってこないと思うのですが…。
「そんな有名な大きい銀行よりも若輩の私ですので幸福相互銀行でいいです」と遠慮気味に言った時
「バカか!金利が安い方がいいだろう…君の給料じゃ大変だろうーーーー」と言っていただいたことを思いだしました。