世の中で一番税金を払っている人種は「社長」です。金持ち三大続かずと昔から言われるのは、高額所得者である社長・経営者からしっかり税金を納めさせる仕組みがあるからです。
会社が儲ければ「法人税」が、個人で稼げば「所得税」が、子孫にあげれば「贈与税」が。最後、亡くなれば「相続税」までもがかかるのです。何も対策しなければ、すべての税金を満額支払うことになります。
しっかり対策すれば、社長個人と会社にかかる税金を「適正」に減らすことが可能です。
会社のためにも、社員のためにも、社長が賢く「資産防衛」を行うことで、将来への投資に使うことができます。頑張って働いてくれた社員に給与として還元することができます。経営環境が激変する時代、「まさかの坂」が起きた時にも盤石な財務体質にしておくことができます。
実は、適正な節税のための知識と打ち手はたくさんあります。社長はまず、それを知ることがお金を賢く残し、「お金に困らない経営」を実現させる第一歩になります。むしろ、節税の知識を持たない社長は会社をダメにしてしまう恐れさえあるのです。
今回、直接300社以上の中小オーナー社長が持つお金の悩みに乗り、その解決を指導してきたアイ・シー・オーコンサルティングGrp ビジテック・キャピタル社長の福岡雄吉郎氏をお迎え。社長が知るべき節税の実務を網羅して解説いただいた「中小オーナー社長の賢い節税100の打ち手」音声教材として都内スタジオにて特別収録いたしました。
福岡雄吉郎氏(アイ・シー・オーコンサルティングGrp ビジテック・キャピタル 社長/公認会計士/税理士) 親子ほど歳の離れたオーナー社長から頼りにされる若手実力コンサルタント。 29歳の時、指導歴50年の名経営コンサルタント・井上和弘氏の著書を読み衝撃を受け、すぐさま井上氏率いる株式会社ICOコンサルティングの門を叩く。以降12年間、全業種300社超の税務対策、資金繰り対策、高額退職金支給、株式承継などに携わり、机上の空論ではない、生きた実務を徹底的に叩き込まれる。 公認会計士・税理士の専門知識をもちながら、オーナー社長のドロくさい要望にとことん寄りそう仕事ぶりと、お呼びがかかれば日本全国どこでも駆けつけるフットワークの軽さは、若手ながら、オーナー社長から高く評価されている。大きな仕事を終えて、社長から「福岡先生に頼んで本当に良かった」と感謝されることが一番の励みになるという。近年は、オーナー企業のM&Aに積極的に取り組み、一年中全国を駆け回っている。 株式会社ビジテック・キャピタル代表取締役。株式会社アイ・シー・オーコンサルティング専務取締役。主な著作に、『社長の賢い節税』(日本経営合理化協会 出版局)『会社にお金を残したいなら今すぐ経費を増やしなさい』(ダイヤモンド社)『決算書で面白いほど会社の数字がわかる本』(あさ出版)。 |
福岡氏の300社を超える中小オーナー企業の財務指導実績と経験から、社長が知っておくべき適正な節税のすすめ方と注意点、オーナー社長特有の節税の勘所、事業承継や相続にも役立つお金のルール…すべての実務を1話4分で100講に分けて解説いただきました。
特に役立つのは、節税の知識や手法だけでなく「福岡氏が実際に見聞きした・体験した実例」が随所に盛り込まれている点です。生々しい体験談・失敗談は、ありきたりな解説よりも、よっぽど有用です。
- 節税の基本として社長が知るべき《正しい節税の型》
- 本業を成長させつつ進める《設備投資と節税》
- 《役員報酬・退職金・日当…》社長の手取りを適正に増やす方法
- 《ファミリーカンパニー》で家族の手取りを適正に増やす方法
- 財務を《オフバランス》で筋肉質にするワザ
- 関係者全員が得をする《事業承継と節税》
- 高収益企業の《株価対策》
- 社長、会社、後継者…皆安心できる《高額退職金の出し方》
- 中小企業の《ホールディングス》活用術
- 売手も買手も得をする《M&A》の決め手
- 社長個人の相続税を賢く減らす《相続対策》
どの項目もわかりやすく・短くまとまっており、必要なタイミングで実践できる内容です。
様々な社長の直接の財務指導を現在進行系で行う福岡氏。悩みの内容はそれぞれ異なるものの、ほとんどはまずちょっとした「よろず相談」から始まり、最終的に大きなお金の悩みに行き着くケースばかりだそうです。
大切なのは「会社で起こり得るあらゆる事態を想定して、正しい節税の知識を押さえておく事」だと福岡氏はおっしゃっていました。
オーナー社長として、適正な節税の知識はある意味でお金を稼ぐこと以上に重要です。ぜひ、ご活用ください。
ビジネス見聞録WEB4月号 目次
・p1 収録の現場から 〈福岡雄吉郎「オーナー社長の賢い節税100の打ち手」音声講座〉
・p2 講師インタビュー 田尻望《キーエンス流「付加価値経営」と生産性を高める法》
・p3 今月のビジネスキーワード「中小企業のためのSNS活用」
・p4 令和女子の消費とトレンド「令和のベビー市場はなぜ堅調?」
・p5 展示会の見せ方・次の見どころ