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戦略・戦術

第35話 新入社員「世に出て戦えるは学歴ではない」

強い会社を築く ビジネス・クリニック

  取締役をしているS企業の入社式に立会い、新入社員と会食をともにしました。
 
 3~4年上の先輩達が遠慮会釈なく新入社員に質問する。
 
「学校はどこを卒業した・・」
 
「専門学校です」
 
「年はいくつだ」
 
「22歳です」
 
「高卒で専門学校だったら 20歳だろう・・・」
 

 質問している方もいちいち気配りして質問しているわけではない。また、企業の職種が建設工事会社なので種々雑多で質問も荒っぽ い。
 
 国立大学を卒業している人も、地方の三流大学、専門学生・・・いろいろな社員がいる。答える方もハンデを感じてか、弱々しく学歴を答えてい る。
 
私は、思わず
 
「あんなー この会社に入ったら、学歴なんぞ何の足しにもならん事をおぼえておきなよ・・・朝は早よ来て、夕方遅くまで働いて、休日も少ない事 が平気になって。体力と気力で勝負しろよ!」
 
「なー工事部長、君は40歳、大学なんか卒業していないよなーーー」
 
「はい、高校卒業しても仕事がなくブラブラ、母親に、お願いだから、専門学校でも行ってといわれて・・・そして卒業してこの会社に拾らっても らったようなものです」
 
「しかし、お前、出世街道を走っとるがなーーー」
 
 昔は学歴社会と言われていましたが、今も企業内で学歴社会がはびこっているのでしょうか・・・
 
「否!」
 
 学歴を重視した企業は今、リストラでのたうちまわっています。
 
 私は、常に市場の中で競争していかざるをえない企業においては、人的生産性(総粗利益高 ÷ 給与高)が重要だ と言ってきました。
 
 高学歴⇔低学歴といった対比で見るものではない、卒業学校名や年齢にいっさい関係はない。いったいいくら稼ぎ出すのかと言う生産性で考えるべ きであると思っています。
 
 経営者たる者、自社に入って来た社員をすべからく成長させ、企業戦士として戦える人材に育てるといった信念を持つべきです。
 
 よしんば自己都合で退職していったとしても、世間で充分通用する人間にしてやるといった信念を持つべきではないでしょうか。
 
 若い人を見て、「20年後は日本の一端を担う人材になってくれよ」と祈るのみである。
 
 一端を担えない高学歴が世の中には多くいるのも現実。どうか、成長してください。
 
 そして、経営者の方々に言いたい、
 
 高学歴か低学歴か、男か女か、中高齢か若者か…対立軸で考えないでいただきたい。壁や溝は取っ払い、懸命に仕事に向かう管理能力、実践能力、 生産性能力を全員が磨き、精鋭人材の揃った企業にして欲しい。
 
 ちなみにこの設備工事会社の入社式、もっと新入社員の数が取れればいいのに・・・・この経済環境下でも仕事が一杯で忙しいので す。

 

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