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税務・会計

第126回 人手不足の経理を救うAIエージェント

賢い社長の「経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」

経理業務におけるAIエージェントの具体的な活用

経理分野において、すでに次のような業務でAIエージェントの導入が始まりつつあります。

 

1つ目が、経費精算です。

AIエージェントが、提出された領収書の画像を読み取り、金額や日付を正確にデータ化します。

取引内容を識別すると同時に、規程に反する領収書や重複計上を検知し、異常があれば申請者に差し戻します。

自社の経費精算ルールや過去のデータを学習して、経費を該当する勘定科目に自動で振り分けて、会計システムへ仕訳データとして連動してくれます。

取引業者からの請求書の支払いに関しても、同様にAIエージェントが処理することが可能です。

 

2つ目が、請求回収管理です。

請求書発行に関しては、AIエージェントに得意先ごとの取引条件や実績データを学習させておくと、納品データ等を集計して自動で請求書を作成してくれます。

得意先のメールアドレスを設定しておくと、メール送信文にPDF形式の請求書を添付して送信します。

AIエージェントが、銀行口座にアクセスして入金データと請求データを照合し、自動で売掛金の消し込み処理が実行されます。

期日までに入金がない得意先には、督促メールを自動的に送信します。

 

3つ目が、会計決算業務です。

AIエージェントは、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、勘定科目を推測し、仕訳を自動生成します。

月が替わったら、月次決算整理仕訳を自動処理し、月次試算表を作成してくれます。

財務状態について、売上や利益の推移や収支の変化を自動でグラフ化し、経営会議資料も作成してくれるので、社長も助かります。

 

このように、AIエージェントが、通常の経理担当者の仕事をこなすようになる日も近づいています。

 

AIエージェントにしてもらいたい経理業務は何ですか?

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