menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

戦略・戦術

第113話 高額退職金支払いは リスクが大きい?

強い会社を築く ビジネス・クリニック

私はオーナー社長の高額退職金の支払いを薦めるコンサルタントです。
ほとんどの税理士は高額退職金支給(3億円以上)これには腰が引けます。
それは、高額退職金を扱った経験がない事と、役員退職金の扱いが2011年の通達で厳しくなったからなのです。必ず支払った数年後に調査が入るからです。

リスクというのは、税務当局に高額退職金を否認されると、税理士の資格や当事者の社長も莫大な税金を追徴されるからです。

私たちの事務所では、税務当局にしっかりと認めていただく為に事前照会で文章にして、手続きを取ることを行っています。それには、3つの条件をきちんとクリアーすることです。

(1)金額の算定が合理的である事
(2)形式的な基準をきちんと満たしている事
(3)実質的に実際的な基準を満たしている事
以上の3つです。


(1)社内規定の役員退職金規定が存在する事
 無ければしっかりした役員退職金規定を作成する
 日本全国の役員の給与水準も調べておく
 一般的には月額報酬(最適月額報酬) × 在任年数 × 功績倍率という式になりますが、
 功績倍率の考え方が微妙なのです(功績倍率もルール化しておくこと)

(2)高額退職金が支払える理由
 社長の功績がいかに大なるものかの説明
 財務内容から見ても支払える。次の社長人材を育てている

(3)取締役会の議事録(退職の理由、反対論、賛成論、本当に開催したのか)
 金額、月日、送金手続き
 株主総会の開催と議事録(開催日通知、本当の開催日と役員の集合スケジュール表への記録)
 登記簿変更、役員変更通知発送、銀行書類の変更
 退職金の支払い後は給料が半分以下(月額300万円が半分の150万円では否認されますので
 20万円~50万円ぐらいに)である事
 出社日、日数等勤務態勢

(4)実質的な事項とは
 後継者の社長が全権を掌握しているか、という実質が問われます
  ・部屋、机、今までとは異なる別場所へ
  ・平取締役として残る(可能です)。しかし、月1回の取締役会議のみとか、議事録にも発言は載せない
  ・取締役は退職金額を認知している事
  ・一般事務員に当局が質問
   「会長さんはお元気ですね?」
   「はい、元気です。毎日出社しておられ、退職したと言っても
   今も大きな声で役員を叱り飛ばしておられます。」など
   との言質を取られないこと

(5)代表権返上後も非常勤取締役に残る
 仕入業者、下請業者、金融機関、研究者能力、業界団体の重鎮である理由から、取締役に残る理由

 そして、照会したら「退職金の件、確かに相談を賜りました」という事を証明するためのハンコ(収受印)をもらいます

 これらの高額退職金支払いには、顧問税理士一人ではなく、我々のような専門のコンサルタントとキャリア税理士とチームを組んで実行することをお薦めします。

第112話 全損の生命保険商品、また出てます前のページ

第114話 千載一遇のチャンス 即時償却制度次のページ

関連セミナー・商品

  1. 第35期 後継社長塾

    セミナー

    第35期 後継社長塾

  2. 強い会社の財務戦略(仮タイトル) 

    強い会社の財務戦略(仮タイトル) 

  3. 《インフレ期の経営》緊急提言

    音声・映像

    《インフレ期の経営》緊急提言

関連記事

  1. 第55話 「今年は借金を返して、金利を下げよう」

  2. 第39話 「なぜ、ワンマン経営者がいけないのか?」

  3. 第121話 銀行による融資格付けの変遷

最新の経営コラム

  1. 第19話 男女の賃金格差の開示義務化と女性の活躍推進の必要性

  2. 第60回 使い方を決めるのは消費者

  3. 第37回「日本が唯一『女形』」

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. サービス

    86軒目 福岡県飯塚市の凄い焼肉店
  2. 戦略・戦術

    第51話 「国債が売れないぞ!長期金利が上がるぞ!」
  3. 経済・株式・資産

    第27回 「今後もバブルは発生し崩壊する。求められる危機に負けない資産管理」
  4. 健康

    第26号 五行でみる鳩山政権閣僚の人間関係
  5. 人事・労務

    第57話 基本給の支給根拠となる責任等級
keyboard_arrow_up