職場でも家庭も、もはや不可欠と言えるパソコン。パソコン周りの作業性改善は、生産性アップに直結します。
そこでおすすめしたいのが、LG製の“超”横長PCモニター。机が広くなると作業がし易いように、パソコンのデスクトップ画面も広いほうが何かと好都合です。
今回は、日本では未だあまり知られていない、“超”横長画面とそのメリットをご紹介します。
Windows XPのサポートが終了し、パソコンをWindows7や8を搭載した新モデルに乗り換えるなら、この機会に、PCモニターにも注目してみてはいかがでしょうか?
LGの「21:9 ウルトラワイドモニター」型名: 25UM65-P
PCモニターの現状をおさらい
”一般的なPCモニターは、画面の横縦比が4:3と正方形に近いものと、ハイビジョン対応テレビと同じ16:9の横長タイプが主流です。実際にオフィスで活躍しているのは、SXGA(1280×1024画素)くらいでしょう。10数年前に登場した低解像度のXGA(1024×768画素) タイプを使い続けている方も見かけます。現在店頭では、高解像度で価格も手ごろな、20インチ前後のフルHD(16:9/1920×1080画素)が売れ筋のようです。
余談ですが、パソコン本体もPCモニターも、先輩社員ほど古い機材を使い続け、新入社員に新しい機材(最新で安価だけど性能が良い)が支給されるなど、逆転現象も起こりがちです。仕事内容に照らした見直しも大切です。
“超”横長画面のメリット
LGの「21:9ウルトラワイドモニター」は、その名の通り、横縦比が21:9と“超”横長。画面サイズは25インチ、29インチと34インチの3サイズから選べ、解像度も、2560×1080画素または3440×1440画素が用意されています。
古いパソコンでは、このような高精細表示に対応していないケースが多く、最新のパソコンでも3440×1440画素表示できるのは一部の製品に限られますので、選択時に注意しましょう。オフィスの事務用途なら、サイズ的にも組み合わせるパソコンの性能からも、25インチで2560×1080画素の「25UM65-P」が最適でしょう。
2560×1080画素のウルトラワイドと1920×1080画素のフルHDタイプと比べると、縦方向の画素数は1080と同じで、横方向に640画素多いことになります。フルHDモニターの画面が3割も横に伸び、この部分が新たに活用できるとい言う訳です。
(図1)画面解像度と表示領域のイメージ
(図2)各種解像度の画面にYahoo!トップページを等倍で表示させたイメージ。「21:9 ウルトラワイド」なら、2画面を並べてもまだ余白がある!
事務系の仕事なら、エクセルの表計算画面で、列が約3割も多く表示できるので、データの一覧性が高まります。スクロールの頻度が抑えられ、目の疲れも軽減できるでしょう。
アプリケーションの画面を同時に2つ表示するのにも適しているので、例えば左半分にWEBブラウザー画面を表示して情報を参照しつつ、右半分にWord画面を表示して文章や資料作成といった使い方もできます。その他、写真加工やイラスト描画を横並びで作業できたりと、どのような用途でも、画面の広がりは作業性にプラスに働きます。
他にも、LGの「21:9ウルトラワイドモニター」の機能として、PCとPC、PCとゲーム機、PCとBlu-rayプレーヤーなど、2つの機器を同時に接続し、横並びで表示させることもできます。
目に優しい先進機能も
LGのPCモニターは他にも、目の疲れの一因とされている「ブルーライト」を低減したり、「フリッカーフリー」(ちらつき無し)で表示する機能を備えています。
「ブルーライト」とは、以前に本コラム(第29回 「ブルーライト」のお手軽緩和術)でもご紹介しましたが、光源のLED化で青色の光が強まって有害とされる問題です。社員の目の健康を考えると、「ブルーライト」を軽減する機能は是非利用したいものです。
「フリッカー」もLED時代の新しい問題で、LEDでは一般的に、明暗の調整を光源の点滅で行っています。この点滅は高速で目には見えませんが、フリッカー(ちらつき)として目を疲れさせると考えられています。まだ有害と確定されていませんが、予防として、早い段階から対策しておきたいものです。
さいごに
古くても使えるモニターを廃棄するのはもったいないですが、それ以上に、解像度の向上や横長化で得られる作業性アップ、生産効率の向上は見逃せません。社員の労働環境向上、ストレス低減、目の疲れ軽減、生産性の向上あるいは労働時間時短に、PCモニターも最新製品を検討してみてはいかがでしょうか?
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鴻池賢三