本コラム第48回「スマホで家電を操作」では、スマホで家電を操作できるようになる中継機「ラトック REX-BTIREX1」をご紹介しました。
そして今度は、そのインターネット対応版とも言える新製品「REX-WFIREX1」が登場。リモコンに対応した機器なら殆ど何でも、外出先から操作でき、いろいろな用途に活用できそうです。
今回は、「REX-WFIREX1」のご紹介に加え、活用アイデアを考えてみました。
【写真: 中央の丸いユニットが、REX-WFIREX1】
■活用例あれこれ
外出先から家電が操作できると、どのようなメリットがあるのでしょうか?実際に製品「REX-WFIREX1」(以下、本機)に触れてみて、いろいろ考えてみました。
1. 帰宅前にエアコンを「オン」
最近は冷房に限らず、エアコン暖房も増えています。暖房機器の中でも抜群の燃費性能を誇り、部屋の空気も汚れないなど、利点が多いためです。しかしながら、暖まるまで少し時間が掛かるのは否めません。
そこで本機の出番。自宅が近づいたら、遠隔操作で暖房をオンに。帰宅時に快適な温度なら、ストレスも軽減できるでしょう。
因みに本機にはセンサーも搭載していて、外出先から温度や湿度の確認も可能です。エアコンの運転が必要か否かの判断にも役立ちます。無駄な運転を省けば、節電にも繋がります。
【写真: iPhoneアプリ画面の一例(エアコン)】
2. 居留守を演出
出張や旅行など、自宅を長期間離れる際は、防犯面が少々心配なものです。そんな時は、本機で、照明を操作してみましょう。夜間に照明を点灯させるのはもちろん、適度にテレビの電源を入切すれば、人が居る気配を演出できるはずです。
また、本機は照度センサーを備えていて、スマホで確認が可能。照明を入切するタイミングを知ることもできます。
3.ペットの世話
小鳥、爬虫類、動物など、自宅にペットを残して外出する方も多いでしょう。夏の暑さ、冬の寒さ、過度な乾燥など、心配事はたくさんあります。その点、本機を利用すれば、温度や湿度を確認しつつ、無駄なくエアコン(状況により扇風機)、加湿器を遠隔操作することができます。
【写真: 温度、湿度、照度の遠隔監視もできる)】
4.共有スペースの管理
オフィス、医院、店舗などの待合室などで、テレビとDVDプレーヤーなどの再生装置を設置している場合、朝一番に誰かが、テレビの電源を入れて、プレーヤーの電源を入れて、さらに再生操作・・・をしなくてはなりません。それを毎日の繰り返すのは大変な労力です。
ここでも本機が活躍。一連の操作をプログラムのように記憶できるマクロ機能があり、一度設定しておけば、以降の操作はワンタッチ。カーテンやブラインドもリモコン対応なら、さらに手間が省けるでしょう。忙しい始業準備時や、早く片付けたい就業時に重宝しそうです。
5. 民泊
ビジネスホテルでは、カードキーなどを利用して、宿泊者が室外に出ると自動で照明やエアコンがオフになるよう設計されているケースが多いものです。
これに対し、近年話題の民泊は、一般住宅を貸し出すため、ホテルのようなコントロールができません。そんな時、本機を利用すれば、宿泊者がチェックアウトした後、部屋の温度や照度をチェックし、切り忘れが確認できたら、遠隔操作で電源をオフにすることも可能でしょう。
■ さいごに
現在、エアコンやロボット掃除機は、既に遠隔操作が可能な製品が登場しています。今後も、いろいろな家電が遠隔操作に対応し、消費電力の節約や、機器同士の連携による快適さの向上、いわゆる「スマート化」が進むと考えられています。
本機があれば、既に所有している家電の多くを遠隔操作でき、一足早く「スマート化」を体験することができそうです。アイデア次第で便利さは無限大。導入を検討してみては如何でしょうか?
【製品情報】
メーカー: ラトックシステム株式会社
製品型番: REX-WFIREX1