menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家の
”声”と”文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ
  • 小
  • 中
  • 大

マネジメント

第二十七話 良くも悪くも自己責任(シン・ネットワーク)

社長の口ぐせ経営哲学

すき間市場を狙った独自の商品開発で業界トップを狙うのが、
いま勝負に勝てるベンチャースピリッツの経営者のあり方の一つである。
帽子業界で “ニッチトップ”を目指している企業の一人が、
有限会社シン・ネットワークの代表取締役の中島信一郎社長(41歳)である。


フラップ(日除け)付きの帽子という独自の商品ですき間市場のトップを走り続けている。
同社の商品は「クールビット」シリーズというブランド、冷える日除けカバー付き帽子の商品を開発・販売し続けている。
同社が出している商品は大半が特許商品か、特許申請中のユニーク商品が目立つ。
大手電機メーカーの技術系サラリーマンの人が特許の持ち主で、業務契約で商品開発を任せている。


経営が軌道に乗るまで、いろいろな経験をした。
「いい人生勉強でした。人を信用するのもしないも、すべて自分で判断しなければならないことを学びました。
商品開発は私と特許を持っている人とで常に考えています」と中島社長。
自社商品に自信を持っている。海外戦略も常に頭においている。
今出している商品も米国、中国、オーストラリアなどの世界特許は獲得し、韓国、EU、日本は特許申請中。


商品開発のアイデアの源は何か。
「つくるものは帽子だけにこだわらない。いい素材、高い機能を持った素材と製造技術の組み合わせでTシャツを
作っているように、いろんなものに挑戦していきたい。ポイントは素材が一番」と中島社長は意気込みを語った。


中島社長は経営信条、経営をする上で心がけていることがある。
まず一つ目が、「お客様の話を素直に聞くこと」という。
次に、「伝統的なものを取り入れる」ことに心を配っている。
さらに、「自分の話は一つ、人の話は三つ聞く」という“聞く”ことに徹底している。
仕事であれ、友達であれ、誰もが師匠になれ ると考えている。
若い人からも、年配者でも、男女を問わず、“三倍聞く”というのが中島流の哲学である。


中島信一郎社長の経営の口ぐせは
「良くも悪くも自己責任」「常に感謝の言葉“ありがとうございます”の姿勢を持て」である。
ビジネスの世界では誰を信用するか、どういう取引条件にするか、日々、決断しなければならないことばかり。
おいしい話、甘い誘惑の飛び交う中で、受けるか、避けるかの判断もすべて自分の責任である。
小さな市場のトップを堅実に走り続けている企業である。
 

                                                             上妻英夫

第二十六話 躾こそ商いの原点なり(青山工務店)前のページ

第二十八話 楽しくやる 好きになる(ア・ライブシステムズ)次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連記事

  1. 第十六話 有言実行 即断即決(千年の杜)

  2. 第五十九話 「何でもできる人材に」(桔梗屋)

  3. 第九十七話 「生涯現役、生涯勉強」(株式会社イワイ)

最新の経営コラム

  1. 第207話 驚く事実 日本の輸出がアジアNIESより少ない

  2. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2026年10月28日号)

  3. 第九十九話 出会いを育て、取引の柱をつくる展示会戦略 ~大阪の町工場に学ぶ、販路分散とお客さまづくり

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    逆転の発想(33)楽市楽座(織田信長)
  2. キーワード

    第123回 シリコンバレー銀行破綻
  3. 仕事術

    第44回 趣味のデジカメ。トレンド最前線
  4. 税務・会計

    第63号 BS「格言」 其の十四
  5. 製造業

    第267号 「運搬のムダ」はどうすればなくせるか
keyboard_arrow_up