ワクワク感、ドキドキ感を提供する会社を目指し、「お客様のご要望の実現」をモットーに楽しい時間を
過ごせる快適な空間づくりを提供するのが株式会社ランシステム(本社・東京都豊島区)。
同社は複合カフェのパイオニアであり、業界のリーディングカンパニーである。
複合カフェ事業とテレビゲームショップの「桃太郎事業」の二つの事業を展開している。
複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」は1998年、第1号店が誕生以来、
「漫画喫茶」からスタート、インターネット、ビリヤード、ダーツなど楽しく くつろげる
アミューズメント・コンテンツを次々に導入しながら、変化し、進化しているサービス業である。
特に若い世代に支持され、「アミューズメント」 「リラクゼーション」「飲食」の
三つの基本サービスの組み合わせを提供しながら、カフェの機能を持つ施設である。
24時間営業の「時間消費型ビジネス」である。複合カフェとして事業開始から約11年。
顧客ニーズを掌握しながら、新しいコンテンツを導入し、現在も進行中である。
「スペースクリエイト自遊空間」は、北海道から沖縄まで、175店舗(直営41、FC134)を全国に展開中。
特に、フランチャイズビジネスは 90社のオーナーが経営し、複数店舗を持つ収益ビジネスとして注目されている。
同チェーンで注目されているのが、直営の大型店「スペースクリエイト自遊空間 BIGBOX高田馬場店」(約570坪)。
インターネット、漫画、ビリヤード、ダーツの定番サービスに加え、カラオケルーム、シャワールーム、自社開発の
デジタルビリヤード「プールライブ」、さらに、カウンターを通らずに利用で きる「自動入退場システム」を導入している。
社風は若い。風通しがよく、経営陣と社員がよく語り合いしながら事業を進めている。
同社の山本実社長は、「基本をしっかり」「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)の徹底」を呼びかけている。
ホウレンソウは仕事を進める上の基本になるコミュニケーションである。
若い社員が多いだけに、仕事の状況を常に報告し、有効な情報を社員自らの意思で知らせる(連絡)こと。
そして、上司、先輩に仕事のことで意見を求めること(相談)を常に徹底している。
複合カフェの市場性は拡大傾向にあると業界では予測している。
最新の複合カフェ2008によれば、2013年に全国3624店舗(市場規模3133億円)、
2018年には4267店舗(3909億円)の予想である。異業種からの参入の動きもある。
そういう中で、同社は複合カフェのパイオニアとして、新しいコンテンツを模索、
導入しながら、さらに成長路線を走り続けている。
上妻英夫