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コミュニケーション

第50回 季節の挨拶で心の距離を縮める

業績アップにつながる!ワンランク上の手紙・メール術

 春らんまん。桜が満開です。みなさんのお住まいの地域ではいかがですか。長持ちしてくれるといいですね。
 
 先日、とある企業から「文章で、品格や教養を感じさせるためのひと工夫が知りたい」というご要望いただきました。
 高いハードルではありますが、文章で品格や教養を醸し出せたら、魅力的ですね。取引先やお客様からは「できる人だ」「いい人財がいる会社だ」と信頼されるでしょうし、社内では「あの人に近づきたい」「一緒に仕事したい」「教えてほしい」などと憧れの上司・先輩として慕われるはずです。
 
 文章から感じる品格や教養とは具体的にどのようなことを言うのでしょうか。わたしは以下の3つに集約されると思っています。
1.エレガントな言葉づかい=正しい日本語、敬語表現
2.適切な気配り
3.豊かな感情表現(ボキャブラリー)
 
 今回は、上記すべての項目に関わる「季節の挨拶」を取り上げます。
 

好きなものを思い浮かべて書く

 
 メールでもチャットでもビジネス文書でも、久しぶりの相手に連絡するとき、いきなり要件から書き出すのは唐突な感じがして気が引けるものです。
 お互いにとってちょうどいい言葉でさりげなくクッションを挟み、本題に入るにはどうすればよいのでしょうか。
 大切なのは、格好つけずに素直な言葉で綴ることです。
 社会的に影響力のある方、企業の管理職に就く方は外で鎧をまとって闘っている分、その硬さが文章に現れがちですね。それは当然のことと思う一方で、古くからの知人や信頼のおける部下など気を許せる相手には自ら距離を縮める書き方をしてみてはいかがでしょうか。
 お酒が好きなら「熱燗から水割りに変わる頃」、野球が好きなら「高校野球の季節」「プロ野球が開幕する」など好きなものを想像しながら言葉を選ぶと、その人らしい一文ができあがります。
 
 

4月の文例(季節の書き出し)

 
・春到来、慌ただしくお過ごしのことと存じます。
・今年も桜が咲きました。どんな春をお過ごしですか。
・街が賑わいを取り戻しつつあるようです。心配事もありますが、変わりはないですか。
・雨降りの朝、湿り気のある生暖かい風を感じます。
・昨夜は朧月夜。月がぼんやりかすんで見えました。
・寒の戻りがあるようです。体調はいかがでしょう。
・菜の花が満開です。よい季節になりました。
・桜の季節はあっという間、一日を大事に過ごしたいですね。
・新年度のはじまりです。大願成就を祈念します。
・もうしばらく不自由な日々が続きそうですが、ご健勝とご発展を願っています。
・ハードな日々においても、幸せを感じる瞬間が多くありますように。
 

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