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第70号「体罰なしの指導でも強くなる」

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

今、日本のニュースでは、指導の中での体罰について、連日のように報道されているようです。

この問題については、“体罰は絶対にダメ”を全員が同意できれば分かり易いのですが、

実際に今までの経験上、多少の体罰があったお陰で良い結果につながったケースや、叩かれた方も熱意が伝わり、良い人間関係が構築できたケースなどがあるから難しいテーマとなっているのでしょう。

ちなみにアメリカでは体罰、暴力は一切ダメです。コーチはおろか親も絶対にダメなのです。以前、私の知人の娘が喫煙をしたことで学校に呼び出されたのですが、その際、彼は娘の顔を見るなり、いきなり頬をはたいてしまいました。結果、彼はその場で逮捕されました。そして後日、刑務所に数日間、投獄される羽目になりました。

これほどアメリカでは徹底して暴力には「NO」なのです。たとえその裏にどの様な愛情があろうが、叩かれる方と信頼関係があろうが暴力はダメなのです。

 

私は師であるデビッド博士の指導法を、そばで見てきましたが、もちろん暴力などは一切ありませんでした。しかし彼が担当したゴルフチームは、見事に全米でNo.1のチームへと成長しました。

これは私の意見でもありますが、暴力を使った指導は絶対にダメなのです。たとえ結果を出せたとしても恐怖によって何か統制を取ったとしても、そこには一片の価値もありません。

日本人のジュニアスポーツは多くの部門で世界でトップであります。野球しかり、ソフトしかり、ゴルフしかりです。しかし、ある時から世界に抜かれていく時があります。そのある時とは、自分が選択して何かをしなければならなくなった時です。

今まではコーチの命令で動いていたのが、自分がいざ舵を取る年齢になった時、今まで自ら決断を下してきていないので自由を手に入れた時から、突然、自分に最善の選択をしようとしてもできないのです。学生ヒーローであるほどこの傾向は強いものです。

これは、スポーツ界の話や子供の話ではありません。一般社会の大人にも当てはまる話なのです。

では、どうしたらよいのか?暴力や圧力を使わずにどの様にして子供や成熟していない人を正しく導くのか?

それは正直、個々によってケースが違うので一言で表現はできないのですが、(個々の価値観があるので)ベストを尽くさないと自分が損をする、ベストを尽くさない結果、本人が最も大事にしているものを失うことになる、という意味を教えてあげることです。これを正しく伝えられることが指導力であり、コーチの役目のはずです。 

ちなみに私は社会人、プロアスリート、ジュニア選手にもクライアントがいますが、今までに、ただの一度も命令をしたことはありません。暴力を使わなくても人は強くなるのです。

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