さて、今回のお題は新年ということで書初めです。
実際に昔のように墨汁と筆を使って書く人は減ったかもしれませんが、ペン、パソコンなどを使って新年の目標などを
書き出す人は今でもたくさんいる事でしょう。これはアメリカでも同じです。
しかし残念ながら多くの人が毎年新年に立てた目標を達成する事はありません。
これには明白な理由が2つあります。
(1) 目標達成の計画の立て方が分からない
(2) 目標を立てた後 何もしない
そして何と95%の人が(2)なのです。
なぜ何もしないかというと、これは(1)にもつながる事なのですが、計画を立てている段階から明確な方法が
分からず、本来目標を立てる事から得られる利点を全く活用できずに終わってしまうのです。
それは単なるスローガンです。
そして2007年新年に同じ事を繰り返すのです(笑)
目標を達成させる為に明確にしなければならないポイントが3つあります
(1) 何が欲しいのか?
(2) どうやったら獲得できるのか?
(3) どうしたらこの気持ちを持続させられるか?
目標自体を'旅行'に置き換えてみると分かりやすいと思います。
もちろん、どの方法で、どの旅館がベストで、料金は何処が安くて、食べ物は何が美味しくて、などさまざまな
枝葉のものはありますが、まず最初に、'何処に行きたいのか?''どうやって行けるのか?'が明白でなければ
なりません。
(3)に関しては旅行となれば問題ないと思います。この思いはますます自然と強くなっていくでしょう。
我々のスクールセミナーの中でも、もちろん目標を書き出しますが、意外と難しい作業となる場合が多いのです。
なぜなら今まで意識してやった事がないからです。ですが時間をかけても目標設定は行います。
それらは非常に具体的なものです。
この具体性に欠ける時、せっかくの誓いの効力はうんと落ちてしまいます。
(3) に関してセミナーでは、なぜこれだけ分かっている事を多くの人が実行できないのかを人間の神経の
メカニズムを利用して行いますが、ここでは全て説明しきれないので別の機会にてご紹介したいと思います。
では(1)に戻りましょう。
(1) 本当に何が欲しか考えてください。
たくさんお金が欲しいなどの抽象的な表現では不十分ですいくら、欲しいのか?何の為に欲しいのか?まで
考えて下さい。この理由を明確にすることがポイントとなります。
なぜなら、人は福沢諭吉が印刷された紙が欲しいのではありません。
その紙から得られるものが本当の目的だからです。
あなたが心から本当に欲しいと思ったものは潜在意識にも認識させられます。
例えばあなたが"現金1億円貯める"と本当に心に決断した時から新聞、テレビ、インターネット、はたまた広告に
いたるところまで、今までは聞き流していたものでも"1億円"という言葉が関わった瞬間から、あなたの
潜在センサーのスイッチ作動し、それにまつわる情報を得ようとするのです。
ですから、何が欲しいか明確にすること、それを信じる事は非常に大切なプロセスなのです。
ですから皆さんが自分の成功を信じても、信じなくとも、どちらとも必ず当たるのです。
どちらを選択し自分の心に書初めするかは自分次第です。