皆さんはオンラインレッスンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
この言葉は元々アメリカのスポーツ界ではゴルフからスタートし(元々ビデオ映像を多用していた)野球、テニス、サッカーなどなどあらゆるスポーツにも使われるようになったもので、単純に生徒さんが自分の動画を先生に送り解説してもらうものです。
このシステムの優れている点は自分が世界のどこに住んでいても、どの指導者からでもレッスンが受けれるというシステムなのです。
例えば東京に住んでいるAさんがアメリカの有名ゴルフスクールに自分のスイング映像さえ送れば、あとは現地の人間が映像を分析し、修正点、修正する為の練習方法などを解説したうえで送り返してくれるというシステムなのです。
オンラインレッスンがスタートしたとき、レッスンの形態が変わると誰もが思いました。
私自身も日本にいる人が世界中の人達からも何かを学べるという点では非常に面白いものであると感じていました。しかし反面、何となく物足りなさを正直感じていました。
この様な形態を目にしてから10年、オンラインレッスンの需要は現在発展するどころか目にすることが殆どなくなりました。完全に衰退していっているのが現実です。
理論上はとても便利であり、誰にとってもメリットがあるかと思われたのですが、実は最も大切なポイントを見逃していたのです。 それはコミニケーションです。
皆さんもご存じの通り人は理屈よりも感情を優先させるものです。(後から理論を付けるが)いくらシステム上便利であっても先生とのコミニケーションが成立していなければ、その商品の魅力は損なわれてしまいます。以前、私の師匠であるハンク氏から
“People don’t care how much you know until they know how much you care あなたが相手を思う気持ちが伝わるまでは、相手にとってあなたがどれだけ知識を持っているか関係ない
と言われたことがありました。どんなにシステムが完璧であったとしても、相手を思う気持ちが伝わらなければ失敗するという典型でした。
どんどん世の中はテクノロジーが進化していきますが、人間のナチュラルな欲求としてコミニケーションが第一優先であることを忘れないでください。