menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

キーワード

第139回 ジャパンモビリティショー2023

社長のメシの種 4.0

 10月25日(プレスデー)〜11月5日まで東京ビッグサイトで開催されている「ジャパンモビリティショー」に行ってきた。
 前回2021年は新型コロナウイルス感染拡大で中止になり、4年ぶりの開催となったが、自動車業界の枠を超え、他産業やスタートアップなど様々なモビリティ産業が出展し、「未来の日本」を体感してもらうイベントとして、名称も「東京モーターショー」から「ジャパンモビリティショー」となった。


 私が行ったのが公開2日目の日曜日だったこともあり、10時の開場前から多くの人が大行列を作り、入るまでに30分ほどかかったが、小さい子ども連れのファミリーから中高年夫妻まで幅広い年齢層の人達が来場、外国人も多かった。
 しかし、国内メーカーは2輪車やトラックも含めて全て出展していたが、外国メーカーはメルセデス・ベンツ、BMW、ルノーとBYDの4社だけで、EV売上No.1のテスラも出ていなかった。


 その中で、ソニー・ホンダモビリティの新型EV「アフィーラ(AFEELA)」には大行列ができており、注目度が高かった。
 テスラとは対象的に中国のEVメーカーBYDは大きなブースを構え、日本での販売に力を入れていることが感じられた。


 「モビリティショー」となり、ホンダは航空機(HondaJet Elite II)や室内移動モビリティ(UNI-ONE)などを出し、ドローンやロボットなどの展示もあった。


■EV車


 2023年6月時点の世界のプラグイン車(プラグインハイブリッド+バッテリーEV)の登録台数は、前年同月比38%増の126万台になり、プラグイン車が自動車市場全体の19%のシェアを獲得、バッテリーEV車も13%で、プラグインでないハイブリッド車の90万台を含めると、登録台数の3分の1が電動化車両となった。


 今年1〜6月のEV世界販売台数(プラグインハイブリッドを除く)を見ると、1位テスラモデルYの589,552台、2位テスラモデル3の279,320台、3位BYD Yuan Plus/Atto3の201,505台、4位 BYD Dolpinの158,512台と、テスラとBYDが上位を占めている。
 5月はBYDの販売台数が240,563台とテスラの211,414台を上回っており、2強時代となっている。


 プラグインハイブリッド車も含めた1〜6月の販売台数でも、上位はテスラとBYDで占められ、日本車は1車種も入っておらず、EV時代における日本の地盤沈下が感じられる。


■WHILL


 シリコンバレー視察で何度か訪問した電動車いすの「WHILL」は、元々アメリカ駐在の自動車メーカー勤務の日本人が集まって作った会社だったので、「ジャパンモビリティショー」にも出ていると思われる。


 東館のみの移動という制限はつくものの、4時間までの貸出をしていたので、私も借りて後半は車いすで廻ってみた。
 しかし、人混みの中を車いすで動くのは大変で、人垣ができていると車いすは視線が低いので、展示を見ることも難しかった。


 WHILLは「次世代電動車いすは近距離モビリティとして、誰でも気軽に使えるようにしたい」という高齢化社会を見据えての提案をしており、テーマパークなどの広い施設内の移動手段として、おじいちゃん、おばあちゃんが借りられる「WHILL SPOT」を設置するという構想も持っている。
 電動アシスト自転車や電動キックボードのレンタルサービスと同様に、電動車いすも簡単に借りられる時代が来るかも知れない。

======== DATA =========

●ジャパンモビリティショー2023
https://www.japan-mobility-show.com

●BYD
https://byd.co.jp/e-life/event/jms2023/

●ホンダ
https://global.honda/jp/japan-mobility-show/2023/info/

●ソニー・ホンダモビリティ
https://www.shm-afeela.com/ja/

●WHILL
https://whill.inc/jp/news/137801

第138回 成長したベンチャー企業前のページ

第140回 mission Barns(ミッション・バーンズ)次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. 高島健一の“社長のメシの種”探検隊 in 韓国ソウル視察

    セミナー

    高島健一の“社長のメシの種”探検隊 in 韓国ソウル視察

  2. 新しい儲け方のヒント

    新しい儲け方のヒント

  3. 《デジタル革命・AI最新技術》

    音声・映像

    《デジタル革命・AI最新技術》

関連記事

  1. 第14回 シリコンバレー視察レポート3

  2. 第35回 エストニア

  3. 第171回 AIスプートニク・ショック

最新の経営コラム

  1. 第199話 中国車、先進国への輸出も急増

  2. 第九十二話 全社員でつくる信頼 アルミオーダー型材専門・関西金属製作所の挑戦

  3. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2026年1月28日号)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 教養

    第57回 『ゲゲゲのゲーテ』 (著・水木しげる)
  2. 税務・会計

    第27回 現場が納得した数字に基づく経営会議
  3. 経済・株式・資産

    第150話 材料費の高騰は利益を増やし、税負担を重くする
  4. 人事・労務

    第119話 会社経営には仕事の充実と処遇の納得性が必要です
  5. 戦略・戦術

    第4回 香港の位置づけ
keyboard_arrow_up