「魅力ある電話応対とは」
◆電話応対表現◆
各企業様にお電話をする度に、声は人格、会社の顔と感じます。
今回は、全国電話コンクールに参加したある企業様の中で、T県の地区大会で優勝された女性の
お話をしたいと思います。
二十代後半のAさんの仕事はホテルのフロント業です。
接客態度も抜群にすばらしいのですが、電話の応対に対しても、その心意気はすばらしい人です。
ある時、コンクールの審査員をしているC氏が、Aさんが勤めるホテルのロビーで人と待ち合わせをしている時でした。
そのロビーで、にこやかに本気で接客をしているAさんの姿が目に入りました。
遠くからでしたが、実に気持ちの良い応対の印象が残りました。さて半年後のことです。
T県の地区大会の電話コンクールにAさんは参加しました。そのコンクールの審査員の中のひとりに、C氏がいました。
コンクールの結果、Aさんは審査員、全員一致で優勝をしました。表彰を受けているAさんの姿を見て、
C氏は驚きました。ホテルで気持ちの良い接客をしているAさんの姿を思い出したからです。
C氏は批評コーナーの時にコンクール参加者全員の前でアドバイスをしました。
「電話応対の表現が上手になるためには、毎日の仕事での心構えと実行の積み重ねが大切だ」と話しました。
電話は、姿が見えない会話ですから、心から相手を思いやる言葉が大切なのです。
Aさんのように、日頃から常にしっかり行っていますと、その魅力がキラキラと輝き、声になって表れ、
誰が聞いても評価されるのです。
電話応対をする前に、あらためて、あなたの仕事のやり方を見つめ直してみませんか。