menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

税務・会計

第94回 Z世代の社員が経理のデジタル化を促進する

賢い社長の「経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」

Z世代の経理社員がデジタル化を促進している!

新緑の季節に企業を訪問すると、新入社員が初期研修を終えて所属部門に配属され、新しい名刺を持って挨拶してくれます。

新入社員は真面目で初々しさを感じる一方で、最近のZ世代(1990年代後半から2000年代に生まれた世代、今の10代から20代が該当)は、接し方が難しいと感じている管理職も少なくないようです。

育ってきた経済情勢や社会環境によって、ジェネレーションギャップを感じるからかもしれません。

 

ここ数年、経理部門のZ世代の働き方を観察していると、業務のデジタル化の推進に貢献している事例をよく見ます。

そこで今回は、Z世代の経理社員がデジタル化を促進している現状について、説明します。

 

経理部門で最年少の人は何歳ですか?

 

Z世代はアナログが苦手でデジタルが得意

Z世代が経理部門に配属されて、まず驚くのが紙書類の多さです。

新人が1年目に担当するのは単純な事務作業がほとんどですから、似たような書類に何度も同じ項目を手書きで記入した後、データ入力するのが仕事です。

Z世代は紙書類のアナログ作業に慣れていないこともあり、時間がかかり、ミスが多くなります。

作業しながらZ世代本人も、「タイパ (タイムパフォーマンス) 悪すぎ」と感じています。

 

Z世代は、日常生活においてスマホやネットを使いこなし、学校でもパソコンやタブレットを使って学んできたデジタル世代です。

手作業で紙を使って処理している経理事務を、IT機器を使ってデジタル化して処理するほうが断然効率的なのに、なぜそうしないのか疑問に感じていたことでしょう。

 

電子帳簿保存法(電帳法)が改正され、経理処理の電子保存が認められるようになった今、まさにZ世代が中心になってデジタル化を進めている会社が増えているのです。

今後はさらにZ世代の人数が増えるにしたがい、経理部門のデジタル化を促進させ、タイパの良い組織に変えていってくれることでしょう。

 

経理部門の今の仕事のやり方はタイパがいいですか?

次のページ

1

2 3 4

第93回 手形サイト60日に短縮、中小企業の資金繰り改善に期待前のページ

第97回 DXで失業する経理社員と成長する経理社員次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. 月次決算は5日間で出せる!スターターキット

    月次決算は5日間で出せる!スターターキット

関連記事

  1. 第39回「社長を支える経理」に成長させる方法

  2. 第124回 10分間でできる!生成AIによる業界財務分析

  3. 第18回 営業利益・経常利益・純利益を見て経営を立て直す

最新の経営コラム

  1. 第50講 カスタマーハラスメント対策の実務策㊲『出るところに出る!』第2部

  2. 「展示会の見せ方・次の見どころ」(2025年12月)

  3. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2025年12月10日号)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 戦略・戦術

    第60話 「『稼ぐ組織』にするには何が一番重要か・・」
  2. マネジメント

    第153回 『時間を二つに分ける』
  3. 経済・株式・資産

    第57話 中国側による商船三井の船差し押さえ事件に関するQ&A
  4. 税務・会計

    第88回 デジタルインボイスPeppolが経理業務を変える
  5. 戦略・戦術

    第37話 「有償解除って…」
keyboard_arrow_up