menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

税務・会計

第98回 経理社員のリカレント教育の重要性

賢い社長の「経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」

経理社員のリカレント

人生100年時代を迎え、企業の定年も65歳から70歳へ延長する傾向にあります。

社会人として働く期間も、40年から50年へと長くなっていきます。

長期間にわたり働き続けるには、担当する仕事に合わせて知識や技能を身に付けなければなりません。

 

特に、ビジネス環境が急速に変化する現代においては、社員のリカレント教育が欠かせません。

リカレント教育とは、生涯学習や学び直しのことで、キャリアを形成する過程でとても重要です。

専門性が高いと言われている経理の仕事においても、同様にリカレント教育は不可欠です。

経理社員が成長し続けなければ、会社経営も時代に取り残されてしまうからです。

 

そこで今回は、経理社員のリカレント教育の重要性について、説明します。

 

社員のリカレント教育に取り組んでいますか?

 

なぜ経理社員にリカレント教育が必要なのか?

経理社員にリカレント教育が必要な理由は、主に2つあります。

 

1つ目の理由は、経理業務に関係する税法や会計基準が頻繁に改正されるからです。

税法関係では、電子帳簿保存法や消費税のインボイス制度の導入により、経理の仕事は大きく変わりました。

また、会計基準においても、サブスク(定額継続利用取引)やポイント決済など商取引が多様化したため、売上の計上に関する収益認識基準が変わってきています。

このような変化に対応するためには、経理社員が常に最新の知識を持ち、適切に業務を遂行することが求められます。

経理が、最新の税法や会計基準に適応することで、法令違反を回避できるのです。

 

2つ目の理由が、新しいテクノロジーによる技術革新への対応です。

ここ数年、経理業務においても、AI(人工知能)やRPA(ロボットによる自動処理)などのデジタルツールが導入されつつあります。

これらのITツールを効果的に活用するためには、デジタルスキルの習得が不可欠です。

リカレント教育を通じて、新しいツールの使い方やデータ分析のスキルを身につけることにより、業務効率の向上が期待できます。

経理社員が最新の知識やスキルを持つことで、社内の業務効率が大幅に向上します。

経理業務をITツールで自動化し、効率化した時間で財務分析の新しい手法を学べます。

日常業務がスムーズに進み、より高い付加価値を提供できるようになるでしょう。

 

経理社員のスキルはアップデートされていますか?

次のページ

1

2 3 4

第97回 DXで失業する経理社員と成長する経理社員前のページ

第99回 税務調査は電子化によってどう変わるのか?次のページ

関連セミナー・商品

  1. 月次決算は5日間で出せる!スターターキット

    月次決算は5日間で出せる!スターターキット

関連記事

  1. 第27回 ペーパーレス化で注意すべき経理処理の注意点

  2. 第60回 最近の税務調査の傾向と対策

  3. 第59回 手形取引のデジタル化

最新の経営コラム

  1. 【昭和の大経営者】ソニー創業者・井深大の肉声

  2. 「生成AIを経営にどう活かすか」池田朋弘氏

  3. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年11月20日号)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    第115回 『一流をマネる』
  2. 人事・労務

    第7話 明日のわが社を支える「人材」を育て続けることの大切さ
  3. 社員教育・営業

    第44回 「電話応対の正しい姿勢」
  4. ビジネス見聞録

    講師インタビュー「スピーチの秘訣」ソニー歴代トップのスピーチライター佐々木繫範氏
  5. マネジメント

    逆転の発想(45) 危機回避のために敵艦隊を歓迎する(日本海軍の決断)
keyboard_arrow_up