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手紙で好印象を与える!字を上手に見せる方法《決定版》

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 こんにちは。朝晩はだいぶひんやり感じられるようになりました。季節の変わり目特有の不安定な気候と、夏の疲れの蓄積で、体調を崩している人が多いようです。

 わたしも先週末は頭痛がひどく、楽しみにしていた山歩きのイベントを当日キャンセルしてしまいました。自愛しないといけませんね。

 さて、今回のテーマは手書き文字。取引先へのお礼状、書面の記載、イベント会場での署名、社員へのちょっとした手書きのメッセージなど、スマホやタブレットが中心の今にあっても字を手書きする機会は意外と多くあるものです。

 字を上手に見せるには大きく堂々と書くこと。その上で、以下を参考にしていただけたら、光栄に、嬉しく思います。

大きく、太く、青で書く

 字は「美しく」より「読みやすく」書くことを目指しましょう。読みやすさのポイントは次の3つです。

1.大きく書く
2.太字で書く
3.青で書く

 「字が下手だから書きたくない」。こうした悩みを抱える人は、その消極性のあらわれか、小さくクシュクシュと字を書き連ねるようですが、小さな字は読みづらく、頼りない印象を与えてしまいます。まずは大きく、のびのびと書くことが大切です。

 次に、太字のペンを使いましょう。太字のペンは文字通り線が太く書けますから、自然と大きな字が書けるのです。ボールペンでいえばペン先0.7や0.8をおすすめします。1.0だとだいぶ太く感じると思います。

 さらに、黒ではなくあざやかな青いインクのペンで書くと、若々しく明るい印象を与えます。中には「黒のほうがいいのでは?」と疑問に思うもいると思います。

 日本には元来、墨文字の文化がありますから、黒で書くのが一般的とされていますが、欧米ではむしろ青のほうが当たり前。フランスの小・中学校ではノートには青いボールペンで記入するよう指導され、ホテルのフロントには青字のボールペンが備え付けられているそうです。

 黒より青のほうが目に鮮やかで、読みやすいことを感覚的に知っているのでしょうか。

 大きく、太く、青で書く。この3つを意識すると、だれでも読みやすい字が書けます。

ペンを替えると字が変わる

 次に、ペンの種類にも目を向けてみましょう。最終的にはご自身の気に入ったペンで書くのが一番よいのですが、ペンによって字の印象はガラリと変わります。

 それぞれの筆記特性を知って「会議でメモするときにはゲルボールペン」「お礼状を書くときには万年筆」などのように上手に使い分けると、字を書くことがもっと得意になりそうです。

 写真をご覧いただくと、違いが一目瞭然ですね。

1.油性ボールペン

昔ながらのボールペン。手軽に購入できるため、持ち運びやメモを取るには向いている一方、線の太さが一律のため抑揚がなく、おおらかな堂々とした字を書くには不向きです。

2.ゲルボールペン

書き味がなめらか。スラスラと滑るように書けるため手が疲れにくく、軽快に字をつづれます。反面、インクの減りが早いという難点もあります。
大手筆記具メーカーが各社、しのぎを削って開発や販売に力を入れています。わたしは三菱鉛筆、パイロット社やゼブラ社のものが好きで、色違いで購入しています。

3.万年筆

最大の特長はインクのにじみ。クセのある字を味わいに変えてくれます。使ううちにペン先が書き手になじみ、自分に合った書き心地を味わえるようになります。1000円程度で買えるものも多くありますが、高価なもの(ペン先が18Kなど)のほうが書き味は上です。所有する歓びもあります。

4.筆ペン

筆圧によって線の強弱を表現できるため、一画一画をしっかりと意識しながら書くと、メリハリのある美しい文字に近づきます。慣れるまで時間がかかりますが、いったん書き慣れると、「さすがですね」「すごいですね」などと個性が際立ち、目立つでしょう。
昨今は筆風サインペンという、筆ペンとサインペンの両方をいいとこどりしたペンが多く出回っているようです。

ペンによる違い(4種)

大きな字と小さな字の違い(鈴木課長~、左が青、右が黒)

 

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