手書きの1枚で、お客様との接触頻度を保とう
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- 第45回 会えない人とご縁をつなぐクリスマスカードのすすめ
こんにちは、紅葉に目が留まる頃となりました。
いかがお過ごしですか。
ここ数年、この時季になると決まって「年賀状じまい」という言葉を耳にします。
喪中に関わらず、体力の衰えや心境の変化を理由に年賀状のやりとりを辞退することを年賀状じまいと言います。その書き方を教えてほしいという要望も、年々、増えてきています。
家族のあり方や正月の過ごし方が多様化した今、年賀状についても様々な考え方があります。以前のように、一概に「送るといい」と決めつけるのは難しくなりました。
企業においても、年賀状を送るべきかどうか、意見が分かれるところです。
わたしは小さな会社や店舗にはあまり年賀状をおすすめしていません。年賀状はその他多くの枚数のうちの1枚に埋もれてしまいやすいからです。せっかく手間をかけても目立ちにくく、忘れられやすい。つまり、かける手間に見合う効果が期待しにくいのです。
しかしながら、とりわけコロナ禍において会いたい人と会えない今、手書きの1枚はお客様との接触頻度を保つ、重要な機会になります。
手書きの1枚を送ると、顔を合わせなくても自分(自社)のことを思い出してもらえます。そのうえ、手書き文字から人柄や温かみを感じ、「わざわざ自分のために手書きしてくれた」と感謝してもらえるのです。今後のご縁をつなぐ大切なきっかけになるはずです。
そこで、これからの季節はクリスマスカードをおすすめします。
★クリスマスカードのよいところ
・送れる時期が長い(12/1~25)
・喪中に関係なく送れる
・華やか、かつおしゃれなデザインで送れる
・あまり届かないので、受け取る人の印象に残る
・部屋に飾って楽しんでもらえる(効果が持続する)
・家族(お子さん)にも喜ばれる
年賀状と比較して送れる時期が長いため、焦らず余裕をもって準備できる点が最大のメリットです。
アメリカやヨーロッパの企業はクリスマスカードを送る習慣があるといいます。以前、インターネットでアメリカ本国のGoogle社のクリスマスカードを見たことがあります。さすがに洗練されたデザインで、「もらったら、きっと嬉しいだろうな!」と感じるものでした。
文面は以下を参考にしてみてください。
★クリスマスカードの1行文例
・今年は変化の一年でした。大変お世話になり、ありがとうございました
・心温まるクリスマスとなりますように
・不自由な生活が続きますが、お体に気をつけて、どうぞよいお年をお迎えください
・来る年が明るい一年になりますように
・〇〇様のご健勝とご多幸を願っております
・心より感謝を込めて