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- 第13回 たったひと言で印象がグンとアップする!2月に使いたい言葉
もうすぐ立春(2/4)。二十四節気の最初の節気。旧暦(太陰太陽暦)ではこの日が新年のはじまり、非常に縁起がいい1日とされています。
今年の冬は寒い日が続きますから、例年以上に春の訪れが待ち遠しく感じられる人も多くいるでしょう。
ここでは、早春にふさわしい今の時季ならではの言葉を紹介します。
●2月に使いたい言葉とフレーズ
・立春大吉
4つの文字のすべてが左右対称であることから、鬼を遠ざける厄除けとして「立春大吉」のお札をかかげるところもあります
・一陽来復
冬が終わり暖かな春がやって来ること。悪いことが続いた後に幸福に向かうことを言います。立春にふさわしい言葉です
・冬萌(ふゆもえ)
草木が芽吹くこと、萌えはじめることを冬萌といいます。外気は冷たくとも、木々は少しずつ春を感じて動きはじめているのですね
・花びら雪
今年の冬は冷え込みが厳しく、大雪に見舞われている地域もあります。大粒のはらはら舞い散る雪が「花びら雪」。この言葉の響きから、億劫な雪が美しいものに変わります
・孟春(もうしゅん)
孟春の「孟」は「はじめ」を意味する言葉。つまり、孟春とは「春のはじまり」を意味します。立春~3月初旬に使います
・雨水(うすい)
二十四節気の2番目(2/19ごろ)、空から降るものが雪から雨に変わる頃。この頃を境に寒さがようやく峠を越え、少しずつ春めいていきます
・東風(こち)
東風とは、東方から吹く春を告げる風のこと。菅原道真の名歌「東風吹かば……」は道真が大宰府に左遷される前に邸宅の庭の梅に別れを惜しんで詠んだ歌です
・春一番
春の到来を告げる風のこと。立春から春分の間に吹く、南よりの強風のことを言います。もともとは漁師の間で使われていた言葉で、正式な気象用語になりました
・春告草(はるつげくさ)
春告鳥はウグイス、春告魚はニシン、春告草は梅のこと。梅は可愛らしいだけではありません。冬の厳しさに耐えて勇気を与えてくれる、ひたむきな美しさを感じます
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これらの言葉をメールに添えてみましょう。
ポイントは恥ずかしがらずに堂々と書くこと。相手の見る目が変わるかも?!
・冬萌えの頃、一段と寒さが厳しく感じられますが、風邪をひいていませんか
・先ほどから花びら雪が舞っています。そちらの雪はいかがですか
・一年で一番寒さの厳しい頃、春告草の開花が待ち遠しく感じられます
もう少しカジュアルな書き方をすると…
・立春とはいえ、寒さはこれからが本番。お変わりないですか
・梅の花が咲きはじめました。もうすぐ春ですね
・二十四節気の「雨水」も過ぎ、少しずつ春めいてきました
今の時季に使いたい梅の花のカードと切手(82円の普通切手)
万年筆はプラチナ社PIZ-70000S