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臥龍の業績アップ通信 11月28日号

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳

「あれよあれよモード」になっているか?

今、先般のAPRA国際交流会で台湾企業を訪問した方々にアンケートを取っている。

項目は、1.満足度点数(80点を満足ラインにおいて)、2.学んだ点(箇条書き)、3.特に台湾APRAから学んだ最重点(一言集約)、4.自社に置き換え実施したいこと、5.その他ご感想、ご意見など。

ある意味、一番大事なことは「4.自社に置き換え実施したいこと」だが、もっと大事なことは「やらざるを得ない仕組みに乗せて、既に実行に移している」ことだ。

明治大学教授の堀田秀吾氏は「最初の5秒動くだけでいい。やる気は“スイッチ”ではなく“エンジン”だ」という。

堀田教授の言葉を以下に紹介する。

やる気が起こらない理由は、とてもシンプル。「やらないから動けない」んです。

そんなの当たり前じゃない? と思われるかもしれませんが、やらない限り脳のやる気を生み出す部位は働き出さないんですね。

電動自転車の電源ボタンを押しても、自転車は前に進みません。ペダルを踏み込んで初めて車体は動き出します。

電動自転車ですら一つのアクションで動き出すことができないように、スイッチ一つで勝手に進むような便利なものは、人間には備わっていません。

最初の「5秒」やるだけで、すべてが変わる。

簡単に脳のやる気モードをオンにしてくれる“スイッチ”なんてないのです。やる気は“スイッチ”ではなく“エンジン”。そう考えてください。

自動車のエンジンも最初は電気で無理矢理動かして始動させます。

昔の飛行機は、人力でプロペラをぐるぐる回して始動させていました。人間も同じ。

スイッチを入れるようにパッと始動するのではなく、無理矢理体を動かして、ようやくやる気が発動します。

こまだって、回さないと回りません。しかし、一度回れば、遠心力によって回り続けます。大事なのは、まず動き出すことです。

私は「最初の5秒、動くだけでいい」と言っています。

これは、よく分かる。

部屋の片づけ、パソコンのデータ整理など、内心“面倒だなあ”と思っていても、やり始めると「あれよあれよモード」になって、自分でもビックリする位に徹底的にやっちゃったという経験、ないだろうか?

台湾での学びからの「4.自社に置き換え実施したいこと」、もう着手されていますか?

台湾より愛を込めて。臥龍

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