「いつ死んでも満足できる生き方をしているか?」
内省の言葉、「いつ死んでも満足できる生き方をしているか?」。
(昨日の締めの言葉)
臥龍は、35歳のとき、「自己実現の欲求」の上にある「自己超越の欲求」を発見した。
今はこの中間、5.5次欲求の日々を生きている。
明日は、道元禅師が語られた「自己実現の欲求」に気付く大きなきっかけを書いてみる。
道元禅師と弟子の問答だ。
弟子が道元にこう聞きました。
「人間には、なぜ成功する人としない人がいるのですか?」
道元は答えました。
「成功する人は努力する。成功しない人は努力しない。その差だ」
弟子は、ああ、そうかと納得したが、その晩ふと疑問が湧き、翌日道元に再び尋ねました。
「では人間に、どうして努力する人と、しない人がいるのでしょうか?」
「努力する人には志がある。しない人間には志がない。その差だ」
弟子は大いに肯き、家路についたそうです。
しかしその晩、またまた疑問が湧きます。
ではどうして志がある人とない人が生じるのだろう?
弟子が再び道元にそのことを問うたところ、道元はこう言ったそうです。
「志のある人は、人間は必ず死ぬということを知っている。志のない人は、人間が必ず死ぬということを本当の意味で知らない。その差だ」
臥龍は幸いにも27歳の折、九死に一生の交通事故で、「人間は必ず死ぬ」ということを、本当の意味で知ることが出来た。
これは幾千万の言葉で語っても伝えられない。
強烈に想像して欲しい。
森信三先生の「人生二度なし」という言葉が、まったく別の響きで聞こえてきたのだ。
臥龍は、2010年(54歳)に信州・松本市の観光大使に就任。
メディア紹介⇒ https://e-garyu.info/media/index.html#a03
「乗鞍・天空の真婚式」の企画・演出などを行い、観光事業の振興に努め、2019年に退任。
「乗鞍・天空の真婚式」⇒ https://youtu.be/aDYEe255G4k
観光大使就任のきっかけは、当時の松本市長・菅谷昭さんとの出会いだった。
菅谷昭さん⇒ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E8%B0%B7%E6%98%AD
菅谷さんがベラルーシで5年半、原発事故の後遺症で苦しむ子どもたちの支援を行ったきっかけは、「いつ死んでも満足できる生き方をしているか?」という内なる問いかけがあったからだ。
「いつ死んでも満足できる生き方をしているか?」
臥龍自身、自問自答した結果、35歳のときに発見した「自己超越の欲求」で間違いがないと確信した。
しかし「自己超越の欲求」は、自分を無にした奉仕が自己実現そのもの、いわばマザー・テレサの世界。
臥龍は、今世では無理だと自覚している。
だから、「自己実現の欲求」と「自己超越の欲求」の中間、「5.5次欲求」で生きる世界を探求してきた。
この欲求が生み出してくれた一つが、臥龍が家長となっての「日台APRA大家族による人本主義経営を普及する活動」。
REPON大家族の出迎え⇒ https://youtu.be/6V00lQalo0
裕邦窯業大家族の出迎え⇒ https://youtu.be/uV9TPv-bSD0
今後も「5.5次欲求」を追求する決意を、改めて台湾でできた巡りに感謝しかない。
67回目の誕生日を迎えた台湾より愛を込めて。臥龍