menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

人間学・古典

第三十八話 「人、遠きに慮り無ければ]

中国哲学に学ぶ 不況は会社守成の好機

論語に“人、遠きに慮りなければ必ず近き憂いあり”とある。即ち人は遠い将来での配慮がないと
必ず近いうちに心配事がある。

また、三国志には“溺るるに及びて船を呼べば、之を悔ゆるも及ぶ無し”とある。
即ち、水に溺れてから船を呼んで救いを求めても手遅れであり、後悔しても追いつかない。

つまり災難に遭う以前にそれを対する備えをしておきたいものである。“会社が傾いてから会社幹部の会議が
連日のように開かれる”これは手遅れになっている。いくらでも準備の時間はあったはず。

まさか、それに気づかなかったわけではなかろう。
“安くして危うきを忘れず、存して亡ぶるを忘れず。治まりて乱るるを忘れず”
これは易経にある教えだが、経営の責任ある者が、この教えを知らないことは無かろう。
知って行わないなら、怠慢のそしりを受けることになるだろう。

“聖人の戒めを為す、必ずまず盛んなるときに”とある近思録にあるものだが、聖人が戒めを行うのは
必ずことが盛りの時である。絶好調の時の慢心、油断が災禍の源となっていることを戒めた言葉である。

“勝ってかぶとの緒を締める”の言葉は子どもの頃に教えられたもの言葉であるが、長じて大人になってから
忘れ去ってしまう。好調に酔ってかぶとの緒どころか、かぶとまで取り去ってしまうのである。


※一部旧字を現代漢字に変更させていただいております。

第三十七話 「人に勝とうと思うなら]前のページ

第三十九話 「前車の覆すは後車の戒め」次のページ

関連記事

  1. 第十九話 「人生の大病は只傲の字なり」

  2. 第三十六話 「一以てこれを貫く」

  3. 第六話 「十天王」

最新の経営コラム

  1. 第169回 「達人に学ぶ①アパホテル 元谷拓さん」

  2. 第4講 まず、担当者がお客様との正しい関係に合った対応をすること!

  3. 第19回 成長するフィンテック企業の戦略 ~ クラウドファンディング Makuake ~

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 人間学・古典

    第23回 トップの責任とは 殷の湯王の反省
  2. コミュニケーション

    第160回 「会話は、聞き手で盛り上がる」
  3. マネジメント

    危機を乗り越える知恵(11) 壬申の乱と天武の決断
  4. 健康

    第21回 信玄温泉(山梨県) ビジネスホテルで堪能する極上の「モール泉」
  5. 戦略・戦術

    第207号 本格化する通販実戦会の海外進出
keyboard_arrow_up