誰も語れない相続対策のセミナー、本年も70名の参加者がありました。
皆様に申し上げる井上式の裏ワザは、高額の退職金を支払う事であります。
<経営者と私の目線の違い>
経営者は、資産の部、現預金と生命保険の返礼金に目が行き
私は、右側の資本金の下の剰余金の金額に目がゆきます
経営者は、支払能力に注意がゆき、
私は、剰余金をゼロにして大赤字を出し、資本金の相続価格を額面にもっていくことに注意をします。
だから私の提案する退職金金額は、経営者の予想を遥かにしのぐ金額になります。5億円ぐらいは、そこそこ優良企業であれば「取りなさい!」と申 し上げる事になります。
「5億円?」
「嫌ですか!」
「そりゃ・・いいですが、どこにそんなお金があるのですか・・」
「借りてくるんですよ」
「どこから・・・」
「銀行から」
「誰が返すのですか?」
「あなたが返済金を貸すのです」
「はあ・・・・・・???」となる
5億円の退職金の税額はアバウト1.2億円ぐらいでしょう。
3億8千万円は退職する社長の手に入ります。とりあえず、1.2億円の納税資金があればよいのです。予定納税金の返還と現預金の取り崩しで納税 されればよい。
3.8億円の退職金は、3年間の分割で払うこともできます。
その3.8憶円は少人数私募債で会社に貸付をし、3~5%の金利を取ればよいのです。そうすると受取金利で1140万円、20%の分離課税で 912万円取れることになります。
自己資本金が一気に悪くなるとお考えの方がいらっしゃいますが、1年、2年たてば元に戻ります。毎年、1~2億円、税引き前利益が出ていれ ば、1円も納税しなくて済みます。7年間で赤字額の繰り延べがきくのです。
やった方にしかお分りにならないでしょう・・・
ここで一番のやっかいは、地方都市の税理士さんです。この方々には、このスキームが理解できないのです。理解と言うよりもそんな高額は税務署 が否認すると思っているようです。
このところ、相談に応じて実際に実現したのは、すべて地方のクライアントでした。そして、お手伝い願ったのは東京の会計事務所の資産税専門家 の税理士さんでした。確定申告、法人税申告の一般の税理士さんでは無理です。やった事のない方には・・・