新年おめでとうございます。
2019年が皆様にとって幸多き一年となりますことを願って。
本年もよろしくお願いいたします。
わたしは今、このコラムを12月末に書いています。
子どもの頃、まだ年が明けていないのに「あけましておめでとう」「今年もよろしくね」などと年賀状を書くことに対して、「なぜ?」と淡い疑問を抱いていたものでした。
まだ起きていない未来を祝うこと。これを「予祝(よしゅく)」と言い、今風の言葉でいえば「引き寄せ」や「潜在意識の活用」と同じことを意味します。
ご承知のように、よいことが起きる。未来が発展していく。能力が開発されていく。たくさんの幸せが訪れる。そう決めてから物事に取りかかると、脳がおのずとそのように作用していきます。
わたしたちは年賀状を使い、はからずとも「予祝」を行っているのです。
だとしたら、親しい仲とはいえ、年が明けてLINEやSNSのスタンプで「おめでとう」と手っ取り早く挨拶を済ませてしまうのは、それを否定するわけではありませんが、もったいないと感じます。
「おめでとう」「いつもありがとう」「素晴らしい一年になりますように」などのよい言葉は書くたびに気持ちがよいものです。
すでに新年とはいえ、2019年はまさにはじまったばかり。
今年はじめて連絡を取り合う相手には、それがメールであれ手書きの1通であれ、お互いの発展や健勝を願うフレーズを1行、書き添えましょう。
メールであれば、相手の名前の次、要件(本題)を書き出す前に添えるとスマートです。
めぐりめぐって、その言葉の意図するところが必ずわが身に返ってくるでしょう。