こんにちは。早いもので、6月ですね。変わりなくお過ごしですか。
6月といって思い起こすものと言えば、「ジューンブライド」。ご自身の結婚のみならず、子を持つ親として、お子さんの結婚ほど大切な出来事は、人生においてそう多くないでしょう。
仕事にまい進するのは家族のため、家族を守るため。そう言い切る方は大勢います。大切に育ててきたお嬢さんをいよいよ送り出すときの気持ち。他家で大切に育ててもらってきたお嬢さんを家族として迎え入れるときの気持ち。これから先、夫婦として新たな家庭を築いていくという覚悟を持って、人生の次のステージに立たんとするお子さんの気持ち、それを見守る親御さんの気持ち。
それらを想像すると、実子のいないわたしですら、喜び、さみしさ、不安、心配、期待、希望、感謝、後悔、励まし、緊張…など決してひと言では言い尽くせない様々な心境が胸に湧き起こります。
ご家族の結婚にあたり、それらを紙に書いて記録しませんか。ご夫婦で共有してもいいですね。
そして、しかるべきときが来たら、お子さんに読んでもらうことをおすすめします。それはかけがえのない手紙になります。
日々の記録を残す
わたしも過去に日記を書いていた時期があります。ほんの一年ほどの短い期間でしたが、日々の出来事と、そのとき感じた気持ちを詳細に日記帳に綴っていました。
最初のうちは「三日坊主で終わるかな」と自分を疑っていたのですが、実際に書き始めると書くことが楽しく、空白をつくるのが嫌になりました。
書くときに気をつけていたことは3つあります。
- 出来事に加えて、そのときに感じた気持ちを書く(ポジティブだけでないネガティブも書いて、発散する)
- つかれている日は書かずに寝てもOK。その代わり、翌朝に書く
- その日に感じた感謝を必ず書く
具体的には、
「午前中、ヨガに行った。ヨガに通いだしてから体調がすごくいい。体幹がしっかりしてきた気がする。ヨガの先生に感謝。コンスタントに通っている自分にも感謝。わたしは毎日よくなっている」
「仕事仲間がよくない態度をとっていた。モヤモヤしている。何がおもしろくないのか? わかってほしいことは具体的に何だろう? わたしにできることは? 話し合わなければならない。今のところ冷静に対応できている自分に感謝。」など…。
上に書いた例は今回のテーマである「ご家族の結婚」とは少し趣向が異なりますが、話を戻し、お嬢さんや息子さんが婚約したら、成婚までの間、お子さんや奥様と交わした会話の内容を書き留めてはいかがでしょう?
その過程で、お子さんの幼少期の思い出、中学高校時代、受験や就職のときにあったことなど、過去の印象的な出来事が必ず思い出され、家族の会話が増えるはずです。結婚相手となるお相手に対する印象、お相手のご家族のことを書くのもいいですね。
ご自身にとって、奥様やご家族にとって感慨深い記録になるだけでなく、数年後、お子さんが読み返すときには宝物のように感じてくれるはずです。
何度でも読み返せるすばらしさ
紙で記録を残す良さは、何度でも読み返せる点にあります。紙の状態で残しておけば、ほとんど劣化することなく、数年、数十年先まで保管しておけます。
これからの時代、紙で残す価値は益々、高まるのではないでしょうか。
今回は6月のジェーンブライドにちなみ、家族の記録を残すことについて考えてみました。
ぜひおすすめします。