過去30年間にインターネットは私たちの生活や働き方に革命をもたらした。
今日、オンライン・ショッピング、ソーシャルメディア(SNS)、ストリーミング・サービスのない生活を想像するのは難しい。
同様に、AIも私たちの生活やビジネスに同様の影響を与えようとしている。
米国防総省が1967年に開発したARPAnetを起源とされるインターネットの活用が始まったのは1990年頃からで、1993年に発表されたWebページ(ホームページ)を閲覧する「Mosaic」という「ブラウザ」の登場により、急速に利用者が増えた。
AIの場合は2022年11月30日に発表された生成AI「ChatGPT」がこれに当たり、発表後5日で世界で100万人、2ヶ月で1億人と爆発的な利用者を獲得した。
「ChatGPT」に続いてGoogleの「Gemini」、ベンチャー企業Anthropicの「Claude」などの生成AIが登場、マイクロソフトは「Copilot」という名称で自社のいろいろなソフトにAIを組み込んでいる。
今後はインターネットによる変化以上のものが、AIによってもたらされると思われる。
■ビジネスにおけるAIの活用
医療分野では、画像の解析、何十億もの可能性の中から最も有望な医薬品を絞り込む処理などに何年も前からAIが利用されているが、太陽エネルギーの安価で効率的な利用、製造業での労働、原材料の大幅なコスト削減など、製造、物流、金融などさまざまな業界に応用され、効率化、コスト削減、生産性向上が計られている。
10月の「AI探検隊」視察ツアーで訪問する、Webページを簡単に多言語化する技術(WIPジャパン)や、従業員向けAI英語教育(サインウェーブ)など、既に成果を上げている中堅・中小企業も出始めている。
AIを搭載したテクノロジーは企業にとってゲームチェンジャーとなり得るものとなっており、このトレンドに素早く適応し、競争力を高め、効率を改善し、成長を促進することができる。
インターネットの普及期と同じように、AI普及期の今は企業にとって大きなチャンスが到来している。
======== DATA =========
●ChatGPT
https://openai.com/chatgpt/
●Gemini
https://gemini.google.com/
●Claude
https://claude.ai/
●WIPジャパン
https://japan.wipgroup.com/
●サインウェーブ
https://sinewave.co.jp