限られた政府機関や企業に使用が許された「Claude Mythos(ミュトス)」はサイバー攻撃・防御能力が非常に高いとされているが、これに制限をかけて安全性を高めた「Fable 5」が6月9日に公開された。
さっそく使っていたが、6月12日に米政府からの「アメリカ人以外の使用禁止」命令を受け公開が停止されてしまった。
わずか数日の使用感だが、トークン消費量(計算量)が非常に多い分、膨大なデータの分析などを短時間でできたため、今後このレベルのAIをビジネスマンが日常当たり前に使うようになると、データセンターはまだまだ必要だという実感を持った。
■2026年の大型上場
6月12日にイーロン・マスク氏の宇宙・AI企業「スペースX」が調達額750億ドルという史上最大のIPO(株式上場)を行い、マスク氏が史上初の「1兆ドル長者(trillionaire)」となったが、続いてAIベンチャー企業のAnthropic(Claudeを開発)とOpenAI(ChatGPTを開発)のIPOが予定されており、両社とも1兆ドルを超える大型上場になるとみられている。
AIベンチャー2社のIPOは「本格的なAI時代の幕開け」を示すものとなりそうで、企業でのAI利用は「調べ物」や「文章作成アシスタント」の域を超え、何時間も自律して裏で働き続ける「AIエージェント」を使い始めるきっかけになりそうだ。
これまでに起こった「パソコン革命」や「インターネット革命」の時にも、当初は社員全員がパソコンやインターネットを利用する環境ではなかったのと同様に、今は仕事にAIを使う人はまだ少数派という企業が多いと思われるが、来年には全員が当たり前のようにAIを使って仕事をするようになると考えている。
■ChatGPT広告
今では当たり前のGoogle検索などに表示される「検索広告」のように、AIにも広告が表示されるようになる。
ChatGPTは6月22日から無料版と低価格の「Go」プランで、日本でも広告が表示され始める。
日本での運用は当初電通デジタル、Hakuhodo DY ONE(博報堂DY系)、サイバーエージェントが支援するようだが、最近では検索エンジンを使わずAIに直接答えを聞く人が増えており、AIを自社への入り口にできるかも知れない。
ビジネスにおける「AI革命」は急速に進行している。
======== DATA =========
●Claude Fable 5 and Claude Mythos 5
https://www.anthropic.com/news/claude-fable-5-mythos-5
●スペースX
https://www.spacex.com
●Anthropic
https://www.anthropic.com
●OpenAI
https://openai.com/ja-JP/business/
●ChatGPT広告
https://openai.com/ja-JP/index/testing-ads-in-chatgpt/

























