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人事・労務

第19講 採用と定着のカギは「安心の可視化」公的認証を活用して経営を前進させよう

顧客・社員・社会から支持される「ウェルビーイング経営入門」

認証取得は事業上のメリットも

 さらに、これらの認証はイメージアップにとどまりません。公共調達(国や地方自治体の入札)において、くるみん認定やえるぼし認定を受けている企業は、総合評価落札方式で加点評価が受けられます。つまり、これらの認証は、会社の信用を上げるだけでなく、新規事業の獲得に直結するという、目に見える大きな実利が用意されているのです。

 また、認証取得のプロセスを通じて、企業には「支え合いの文化」が根付きます。社員は人生のさまざまなライフステージ(子育て、介護、病気の治療など)を迎えても、会社が自分の人生を大切にしてくれるという安心感を持ち、仕事へのエンゲージメント(愛着と貢献意欲)が飛躍的に向上します。また、社員同士も、互いの人生を尊重し、支え合うという関係性が定着していきます。いわば、お互い様の精神の発揮です。これは、組織における強い結束力を生みだすものです。

 

まとめ:ウェルビーイング経営へのルートとしての認証

 「ウェルビーイング経営」をどこから始めようかと悩む必要はありません。

 公的認証を目指すことは、具体的な目標と、国のお墨付きという強力な保証が得られる。分かりやすく、効果的な第一歩です。認証マークは、単なるシンボルではなく、会社の持続可能な成長への約束であり、人材市場をリードするための最強の武器です。

 もちろん、認証取得そのものはゴールではありません。企業文化をより良く変革し、人材市場で選ばれる企業になるためのスタートラインと捉えてください。

 ウェルビーイング経営とは、社員一人ひとりの幸福と、企業の持続的な成長を両立させる戦略です。ぜひ、これをご覧になった経営者の皆さんはウェルビーイング経営を実践して、さらなる発展を目指しましょう。

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第18講 甲子園名門校の不祥事事案に学ぶウェルビーイング経営の本質前のページ

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