「強い決算書の会社はココが違う!」ワンポイント音声講座
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今回のキーワード「月次決算」
月次決算をうまく活用している会社は、毎月10日以内に月次資料が完成しています。なかには、毎月1日にできています、という会社もあります。
細かな数字面では多少の修正がその後に入るものの、速報値としては十分なデータです。早く月次決算を仕上げて経営幹部同士で共有し、課題を早期に発見して、すぐに対策を実施することができます。
逆に、毎月20日以内にならないと月次決算が締まらない、という会社もあります。それでは、打つ手が遅れます。月次決算が早いか遅いかだけで、ライバルとの大きな差がついてくるのです。
月次決算が遅い会社の経理担当者には、特徴があります。
1)棚卸が遅い、給与が締まらない、請求書が遅い、等など、ネックとなる要素があるから無理、と思い込んでいる。
2)速報値で不完全な月次決算資料を作成しても、さらに修正が入るなら二度手
間になる、と思い込んでいる。
概ね、この2点のどちらかです。つまり、経理担当に問題がある場合が多いです。既存の考え方を改め、ネックとなる要素を解決した会社は、たくさんあります。経営者が求めているのは、早い月次決算であることを理解した経理担当も多くいました。たとえ今は遅くとも、10日以内の月次決算に改善することは、どの会社でもできることなのです。