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社員教育・営業

第20話 管理職の果たすべき本当の役割とは

東川鷹年の「中小企業の人育て」

会社という組織とは、適正な利益を確保するための顧客へのお役立ち行動の集合体である。その行動をするのはいうまでもなく社員である。
 
新しい期を迎えるにあたり、営業利益という“得るべき成果を得る”ために、お客様のお役に立っている状態という“出すべき結果”が目標として掲げられ、その目標を必達するために、
 
年間計画⇒月間計画⇒週間計画⇒日時の行動計画 とブレークダウンをして、“取るべき行動”を、全社員が明らかにしている状態でスタートを切るべきである。
 
そのために、管理職の果たすべき役割とは、
 
1、鮮明な計画を立てる役割
 
2、社員に解りやすく説明する役割
 
3、全社員の目標を統合し高い目標にチャレンジさせる役割
 
4、社員に原因管理、プロセス管理を通じた計画に取り組み、
  成長対話を通じて、社員を成長させる役割
 
5、評価し、次につなぐ役割
 
である。管理職がこの自らの役割を果たすために、経営計画⇒事業計画⇒全社員の目標へとブレークダウンさせる事が要となる。
 
この全社員の目標が統合されている状態として、社員にわかりやすい説明を行い、社員の納得をとりつけるためには、『目標を掲げる4つの目的』から社員と成長対話が出来るようになる事だ。
 
1、自己成長のため
 
2、組織の目標を必達するため
 
3、評価し処遇につなげるため
 
4、一年間のやるべき事を明らかにするため
 
この4つの目的を踏まえた年間目標を具体的に目に見える形にし、社員の納得と合意を得る成長対話をするために、チャレンジシートがある。
 
高い目標に挑戦し、社員自らが自己成長を図り、成果を出し、評価に結び付けるのがねらいがある。
 
そして、その目標を必達するために月間目標から日々の行動計画にまで綿密な計画を立てる道具としてランクアップノートがある。
 
全社員がこのノートを使い、一年間を通じて、成果を出すためのうまくいく方法を具体的に考えて行動するための成長対話を行うという原因管理とプロセス管理の実践が出来る管理職であって欲しい。
 
経営計画必達のために、全社員が目標必達のために、日々地に足のついた行動を取る組織風土とその仕組みをつくる事が管理職の仕事であると言える。

 

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