「強い決算書の会社はココが違う!」ワンポイント音声講座
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今回のキーワード「資金繰り表」
資金計画が常に整っている会社では概ね、財務担当者が「資金繰り表」を作成して管理しています。社長にも、資金繰り表を読める力があります。
1ケ月のサイクルで、お金が入り、お金が出てゆきます。加えて、年間の決まった月に、税金、賞与などが発生します。設備投資をすれば、数回にわけて支払いが発生することもあります。
そのようなお金の入りと出のタイミングにおいて、手元資金の残高不足にならぬよう、「資金繰り表」で管理しているのです。
最も優秀な財務担当は、「資金繰り表」をうまく活用して、余計なお金を借りることなく、お金の管理をしています。
資金繰り表がない会社ほど、単純に借入金を増やして現預金を積み上げ、支出時に困らないようにしています。しかし、借入金は、金利もあれば、毎月の返済もあります。結局、決算書を悪化させる要因となるのです。
「資金繰り表」で資金計画を管理すれば、資金繰りを改善するポイントが見えてきます。お金の入りと出の日が少し変わるだけで、資金繰りは大きく変わるのです。毎月の業者への支払い、給与や賞与の支給日、売上回収までの期間短縮など、資金管理をする際の課題が見えてくるのです。