今、最近、「健全なモチベーション」という言葉を耳にします。
私は、健全なモチベーションとは、「自分が本当に大事にしたい、」と信じているものに対し惜しみなく努力を続けることだと思います。
皆さんは自分の人生やビジネス、家庭、これらの理想の状態を考えたことはありますか?もし、これらを真剣に考えたことがないとしたら、それは周りや世間から与えられる価値観に影響されてしまう可能性が大いにあるのです。
その結果、「ゴールを達成したはずなのにハッピーになれない」という悲しい結末を迎えることになってしまうのです。こうなってしまうと健全なモチベーションとは呼べません。
我々は、ある意味において難しい時代を生きていることは間違いありません。
難しいとは、これだけ情報が氾濫してしまうと本当に自分の求めていること、やりたいことを見つける過程において外から入ってくる情報(他人の価値観)の方が、中から(自分の声)聞こえてくる声よりも圧倒的に大きくなってしまうからです。
英語でいうとit should つまり「~であるべき」という情報が増え、知らない間に全然自分が求めているものや欲しいものでないものを目指して頑張ってしまい、手に入れて初めて“なーんか面白くない”と感じてしまう現象が今の日本ではとても増えている気がいたします。
皆さん想像してみてください。
自分は焼き肉を本当は食べたいと思っているのに冷麦を出され、周りから“おいしいでしょ、いいなー”といくら言われ、たとえおなかが一杯になってもそこに充足感も満足感もあるはずないのです。
では、どうしたらよいのでしょうか?
それはじっくりと時間を割き、世間からの接触を断ち、携帯とパソコンの電源を切ってこのテーマについて真剣に考えることです。
先日、私もプロのアスリート選手と一緒に宮古島でキャンプしてきました。
このようなことが起きないためにも練習のあとは、毎晩、このテーマについて話し合い、健全なモチベーションについて考えてもらいました。
皆さんも自分が圧倒的な主導権を持つために、是非しっかりと時間をかけて「健全なモチベーション」について考えてみてください。十分な時間をかけて考えるに値するテーマのはずです。