menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

健康

第51号 「正しいゴールセティング」

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

1年間の丁度、中盤まで来たということで現在サポートしているプロゴルファーの後半線に向けてのゴールセティングをロスアンジェルスにて行いました。

私がこれだけ頻繁に日本に行っているのですから日本でやれば簡単な話なのですが、あえて忙しい時間の中こちらにきてもらい更にこちらでのスケジュールもあえてのんびりしたものにしました。

その目的はただ1つ、正しい心理状態を作った上でゴールをセティングしたかったからです。

日常の忙しい状態、またバタバタした混乱状態では自分の夢や崇高な目的について100%フォーカスして話をすることはできません。

皆さんも全く同じ内容のものであるにも拘わらずある時は“自分にはできる!”と感じ、ある時には“何であんなことできると思ったんだろう”と感じた経験をしたことがあると思います。

現実には何も変わっていなくても自分の心理状態が変化すると我々の感情も変化してしまいます。つまりタイミングによって自分が「できる、できない」の限界が変わってしまうのです。ですから「正しい心の状態」を作ることが何よりも大事であったのです。

またプロアスリートである為、本人の意思とは関係なく周りから要求されることがあります。その様な事務的なものも一切届かない場所で行いたかったのです。

もちろんロスアンジェルスにも日本人は大勢いますが、その様な場所には一切顔を出すこともしませんでした。それをした瞬間にわざわざロスアンジェルスに来た意味が全くなくなってしまうからです。 

心をニュートラル(無心)にして一体自分がどこに向かって進みたいのか?

それを達成できるとしたら、どの様なシナリオをイメージできるか?

それらを達成した場合に自分にどんなメリットがあるのか?

誰が一番喜んでくれるか? 

これらを考えるのでなく、感じてもらいました。理屈で考えるのでなく心の奥深くで感じてもらうのです。 

これらを経て後半戦に向けての素晴らしいゴールセティングをすることができました。

プロアスリートと同様に経営者の皆さんもゴールを自分で決めて、それに向けて微調整を繰り返しながら近づくしかないのですが、ゴールセティングをする時の「正しい心理状態」について是非、考えてみてください。

歴史を振り返っても現代の様に混沌とした状況の中では多くの人が誤った判断をしてしまう傾向にあります。 

忙しい人ほど勇気を持って日常を離れ、混乱した状況でなく静かな環境を整えてゴールセティング考えてみてください。

第50号 「言葉のパワー」前のページ

第52号 「最高の決断」次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. 成功から学ぶ「メンタル強化プログラム」

    音声・映像

    成功から学ぶ「メンタル強化プログラム」

  2. 松本進の「海外で一人立ちし、天職に出逢う」

    音声・映像

    松本進の「海外で一人立ちし、天職に出逢う」

  3. 最高の決断トレーニングCD版・ダウンロード版

    音声・映像

    最高の決断トレーニングCD版・ダウンロード版

関連記事

  1. 第45号 「ジョージ H.W ブッシュ」

  2. 第80号 スピードアップ!

  3. 第63号「日本人が世界で輝いてきた理由」

最新の経営コラム

  1. 第43講 カスタマーハラスメント対策の実務策㉚『あなただったらどう思うの?』第1部

  2. 第139回「円安の逆風もものともしない強固なビジネスモデル」神戸物産

  3. 第94話 「デザイン」の意味を改めて考える!

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マーケティング

    第9回 MIPがもたらす「13の経営メリット」その5
  2. 戦略・戦術

    第117話 「預金封鎖は実行できない!」
  3. 人間学・古典

    第28回 「本当に怖い『贋作』の世界」
  4. マネジメント

    ベンジャミン・フランクリンに学ぶリーダーシップ(1)「なんでも屋」を極めて歴史に...
  5. 社員教育・営業

    第17回 「電話番号の教え方」
keyboard_arrow_up