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第49号 「不必要な怒りから身を守る術」

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

プロアスリートの指導をしていると、瞬時に気持ちを切り替える人とそうでない人とでは
"才能の開花"という点で大きく分かれます。

例えば、ゴルフのトーナメント中、自分には全く落ち度のないことや理不尽なことで集中力が、
そがれることがしばしばあります。

自分が、いざ打とうとするとギャラリーの携帯電話が鳴ったり、
あるいは自分は全くスロープレーヤ―(プレイが遅い人)でないのに同伴者が遅い為に
競技員に警告を出されたり、最悪ペナルティーも科されることがあるのです。

この様な局面になった時に自分の正当性を証明することなどは時間の無駄で、
いかにこの出来事がまるでなかったかのように気持ちを切り替えれるかがカギになります。


ケースによっては話を聞いているこちらが、あまりの理不尽さに怒りを感じることさえあります。
ところで、この「理不尽なできごとに対応する」スキルとはプロアスリートだけでなく
我々にとっても日常的に必要とされます。
現代の日本はストレス国と言われているように理不尽な経験など探さなくても
いくらでも向こうからやってきます。

しかし、その度に今日一日が、あるいは何日も不愉快な思いをしてしまうのでは
時間、お金、健康など数えたらきりがないほど多くのものを失うことになります。
ですから気持ちを切り替える術がどうしても必要となるのです。


では、どうやって気持ちを切り替えればよいのでしょうか?

色々な方法はあるのですが、「怒り」にたいして一番有効な手段は
不愉快な出来事が起きた時に10秒数えるのです。

"たったそれだけ?"と思われたかもしれませんが、これが効果が絶大なのです。
「怒ってはダメ」となると不可能ですが、
いくら怒ってもいいから10秒だけ待つというルールをつくるのです。

大抵の瞬時な怒りは10秒数えている間にパワーを失います。

あるいは、そんな事をしようとしている自分に笑ってしまいもう怒りが消えてしまうかもしれません。

多くのストレスを抱える人は小さな怒りに敏感に反応し、
その怒りを自分の中でズームアップし過大解釈して怒りをドンドンパワーアップさせます。

そうならない為に自分の怒りのパターンの邪魔をするのです。
驚くほどシンプルなやり方として、たった10秒数えるだけで気持ちを切り替えられるものです。
是非一度、試してみてください!

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