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マネジメント

第117回 『笑顔でわかる平静さ』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

ものごとが順調な時は、部下は上司の顔をみないで自信をもって前進するが、
局面が悪くなると、必ず上の顔色を伺うものだ。
 
そんな時、上としては、逆境にあるとはいえ、しかめっ面を見せてはならない。
「ボスの今日のご機嫌は?」と気を遣わせるのは、とりあえず落第である。
 
「得意澹然 失意泰然(とくいたんぜん しついたいぜん)」という言葉があるが、
厳しい時こそ、やせ我慢でもいいから、ゆったりと落ち着いていたいものである。
 
ドストエフスキーも、
「いい時に有頂天になりすぎるな。悪いときに悲観しすぎるな」と言っている。
洋の東西を問わず、人間は同じなんだなあと、しみじみ思う。
 
 
私の場合、若い時分から感情や態度がすぐに顔に出る傾向があったので、
仕事がうまくいかぬ時や二日酔いや寝不足などでフラフラの時でも、
なるべく平然とした態度を崩したくないため、次のような工夫を心掛けてきた。
 
(1)
朝、会社に着くやいなや、トイレの鏡に向かって数回、笑顔を作る練習をする。
 
(2)
どこかの研修会で入手した「スマイルカード」
(鏡の役目を果たす銀色の紙のカード。端に例のスマイルの絵が描いてある)
をオフィスに置き、身体や精神がシンドイ時に笑顔作りに努める。
自分の顔(スマイル)を作ってから、人に会うようにする。
 
などによって、自制をし続けてきた。
 
「言うは易く行うは難し」であるが、笑顔で平静にコトにあたった方が、
しかめっ面の時よりも事態は好転していくもののようである。
 
平静さを保つための手段・方法…は様々で、向き・不向きもあるが、
この「スマイル作戦」は、誰でもできる簡単な方法として、
外面が内面を律することのでき得る効果的な例である。
 
世にいう「笑い性となる」。スマイルを習慣づけるとよい。
 
 

 

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