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第65回
“草の根資本主義”の登竜門
「中小企業青年中央会」(UBA)とは?
~江戸時代から続く古くて新しい青年経済団体の躍進の秘密~

次の売れ筋をつかむ術

 

 
異業種が交流する日本最大の青年経済団体である
「中小企業青年中央会」(UBA=United Business Associations)が、
近年、全国各地で会員企業を増やし、ますます活動を活発化させている。

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青年経済団体と言えば、青年会議所(JC=Junior Chamber)、
商工会議所青年部(YEG=Young Entrepreneurs Group)、
商工会青年部(Impulse)、法人会青年部会などが、各々の地域で地道に活動している。

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しかし、少子高齢化、人口減少、地域経済の疲弊、頻発する自然災害、
グローバル化・IT化による中小企業の競争力低下と売上減少、後継者の不在といった内憂外患により、
会員数の減少に歯止めがかからない各地の会も少なくない。
 
そんな中、昨今、とみに勢いを増している「中小企業青年中央会」(UBA)とは、
どういった団体で、どのような活動をしているのか?
 
"最も古くて、最も新しい"青年経済団体「UBA」の躍進の秘密に迫りたい。
 
 
●272万5千社を有する日本最大の経済団体「中小企業団体中央会」
 
「中小企業青年中央会」(UBA)は、
47都道府県に設置された「中小企業団体中央会」の青年部だ。
 
「中小企業団体中央会」とは、
さまざまな業種・業界ごとのビジネス交流組織の都道府県単位の連合体である。

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都道府県ごとの「中小企業団体中央会」には、各地域における、
事業協同組合、企業組合、商業組合、工業組合、商工組合、協業組合、商店街振興組合などの
振興組合、生活衛生同業組合などの同業組合などの各種経済連携組織が加盟している。
 
それら各地の「中小企業団体中央会」をつなぐ中央組織が
「全国中小企業団体中央会」(略称:全国中央会、大村功作会長)だ。
 
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「全国中央会」は、全国の製造業・商業・サービス業など
約2万7千の企業組合組織を構成メンバーとしている。
 
すべての組合の加盟企業数の合計は272万5千社にも上る日本最大の企業経済団体だ。
 
 
●「中央会」= "日本経済のセッター役"、"地域経済のボランチ役"
 
日本において中小企業の定義は、以下のように定められている。
 
製造業:資本金3億円以下、または、従業者数300人以下
卸売業:資本金1億円以下、または、従業者数100人以下
小売業:資本金5千万円以下、または、従業者数50人以下
サービス業:資本金5千万円以下、または、従業者数100人以下
 
日本には421万社の企業があるが、この定義からすると、そのうち中小企業は99.7%を占め、
全企業の従業者数4013万人のうち、69.4%に当たる2784万人が中小企業に従事している計算になる。
 
「全国中央会」は、実に、その日本のすべての中小企業の約6割強を組織しているのだ。
 
各都道府県ごとの「中央会」は、新たな協同組合などの経済組織の設立と運営に関する相談窓口であり、
また、各団体を通じて中小企業が対象となる補助金の交付も行っている

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「中央会」の代表者や幹部は中小企業の代表として国や都道府県の各種審議会に出席するほか、
商工会議所・商工会・商店街振興組合連合会とともに「中小企業四団体」の一翼として政策提言も行う。
 
主管庁は他の経済団体と同様に経済産業省の中小企業庁だが、会員の業種が多岐に渡ることから、
国土交通省・農林水産省・厚生労働省をはじめ他の官公庁との結びつきも強い。
 
都道府県の各中央会も、商工労働部のみならず、さまざま部局と密接に連携している。
 
それがために、「中央会」は、"日本経済のセッター役"、"地域経済のボランチ役"を果たしているのだ。
 
 
●平安時代の「座」、江戸時代の「株仲間」を源流する日本の商工業者ギルド
 
「中小企業青年中央会」(UBA)、および、その親会である「中小企業団体中央会」の源流は、
江戸時代の「株仲間」にさかのぼる。

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同様に、日本の国技である相撲をつかさどる日本相撲協会の「年寄株」と呼ばれる年寄名跡の原型も
江戸時代に形成された「株仲間」である。

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ヨーロッパにおいては、11~12世紀頃、商人たちが共通の権益を守るためにギルドが誕生した。
 
その後、12~13世紀頃、同じ分野の職人同士のギルドが生まれた。
イギリスでは手工業者の組合をクラフト・ギルド、ドイツではツンフトと呼ばれた。
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日本においては、平安時代から戦国時代まで、商工業者や芸能者など同業者の組合として「座」が生まれた。
朝廷や貴族、寺社に金銭を支払う代わりに営業や販売の独占権などの特権を認められていた。
 
江戸時代になると、この「座」が発展し、
株式を所有することによって構成員として認められる「株仲間」と呼ばれる組合組織になって行った。
 
はじめは同業者による私的な特権集団として生まれ、江戸幕府はこういった組織が流通機構を支配して
幕府に対する脅威になることを恐れ、たびたび禁令を出し、規制しようとした。
 
しかし、その後、幕府が商工業を統制するためには組織化されていた方が望ましいと公認するようになり、
冥加金(上納金)を納める代わりに販売権の独占などの特権を認めた。
 
ところが、また逆に「株仲間」による流通の独占が物価高騰の原因であるとして解散を命じたり、
やはり必要だと再興したりと政策が迷走しつつ幕末を迎えることとなる。
 
現在も日本は明治維新以降、体験したことのない人口減少社会に突入しているが、
江戸時代の後半にも少子化によって日本の人口は減少に転じた。

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18世紀から19世紀にかけての日本では自然災害が頻発し、
江戸中期の1782年(天明2年)から1788年(天明8年)にかけて発生した「天明の大飢饉」をはじめ
大きな飢饉がたびたび起きたこともあり、3200万人前後を頂点に日本の人口は減少して行った。

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農作物の不作によって死者が増え、出生率は大幅に低下した。
また、物価の高騰で庶民の生活は厳しくなり、将来に対する明るい展望を描けず、
子孫を増せなくなってしまったのだ。

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人口減少は幕藩体制にとって大打撃となり、将軍家、大名家を問わず、
各藩の財政は火の車となって行った。
 
そんな時代情勢と二重写しになる現在、幕府からの抑圧と奨励を繰り返しながらも、
265年にわたる江戸時代をしぶとく生き抜いた「株仲間」を根っこに持つ「中小企業青年中央会」(UBA)と、
その親会である「中小企業団体中央会」が見直され、
全国各地の商工業者から頼りにされるのも自然の流れに違いない。
 
 
●明治時代に設立された「産業組合中央会」がルーツ
 
明治維新の後、明治5年(1872年)、「株仲間」は解散を命じられ、
その多くは商工業組合に改組されて行った。
 
欧米列強に伍するべく一刻も早く富国強兵を図ろうと、ドイツの「産業経済法」を模して、
明治33年(1900年)、日本で初めて「組合」という文言を使用した「産業組合法」が制定された。
 
そして、明治38年(1905年)、組合設立などを支援する機関として「産業組合中央会」が設立された。
これが現在の「中央会」のルーツである。

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その後、第二次大戦の後に改組され、数回の法改正を経て、「中小企業団体の組織に関する法律」、
および「中小企業等協同組合法」に基づいて設立された特別民間法人となり、現在に至っている。
 
「中小企業青年中央会」(UBA) は、江戸から平成の世に至るまで連綿と続く
"草の根資本主義"の登竜門であり、次世代の商工業をリードする"若衆会"なのだ。
 
 
●「UBA」の略称採択のプロセスに表れた意思決定のパワーとスピード
 
しかし、「中小企業青年中央会」(UBA)が、近年、全国各地で会員企業を増やし、
ますます活動を活発化させている理由は、長い歴史と伝統があるからではない。
 
温故知新を旨とし、時代の要請を先取りして、リーダーたちが、率先垂範、
積極果敢に改革に取り組んでいるからに他ならない。
 
実例を挙げれば、そのパワーとスピードは、
「中小企業青年中央会」の略称である「UBA」を決定した際のプロセスに如実に表れている。
 
情報がグループ内を縦・横・斜にシナプスのように駆け巡り、
意思決定が下されるのを、私自身が目の当たりにした。
 
実は、「UBA」(United Business Associations)の略称は、2012年11月に、
「兵庫県青年中央会」(渡邉修司会長)の創立30周年記念大会の記念講師にお招きいただいた際に、
私が考案・提唱させていただいたものだ。

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当日、ANAクラウンプラザホテル神戸にメンバー100名を超えるメンバーが一堂に会し、
記念式典が盛大に行われる中、
「元気な会社・元気な青年部の創り方~青年中央会から始まる兵庫再生・日本再生」をテーマに
講師を務めさせていただいた。
 
 
●様々な業界ごとのビジネス交流組織の連合体「UBA」
 
主催者からは団体名の略称の提案を特に依頼されていた訳ではなかったが、
講演の中で、以下のように申し上げた。
 
名は体を表すと言うが、「兵庫県青年中央会」ってなに?「中小企業青年中央会」ってなに?
「中小企業団体中央会」ってなに?と聞かれた際に、団体の名称を見聞きしただけでは、
どんな人が集まって何をやっている団体なのか実態がよくわからず、伝わりにくい。

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また、他の主要な青年経済団体である、青年会議所(JC=Junior Chamber)、
商工会議所青年部(YEG=Young Entrepreneurs Group)、商工会青年部(Impulse)などが、
若い世代にアピールするアルファベットの略称があるのに、「青年中央会」だけでは固すぎるし、
いかに歴史と伝統があってもグローバル化の時代に対応できない。
 
現在、「全国中小企業団体中央会」の英語表記は、
「National Federation of Small Business Associations」とされているが、
規模の大小を問わず地域に根差したオンリーワンの素晴らしいメンバーの会社が数多くあるのに、
「Small Business」という表現により海外に対してビジネス自体をことさら小さく印象付ける必要もなく、
それによるプラスも感じられない。
 
その青年部の集まりである「全国中小企業青年中央会」も、青年経済人に親しみやすく、
ビジネス交流を中心とした日本最大の異業種団体を全面に押し出した呼び名が必要ではないか。
 
まず、日本語で、会の実態を一般の人にもわかりやすく簡潔に説明すれば、
「中小企業団体中央会」は、様々な業種の企業組合がさらに集まっているのだから、
「様々な業界ごとのビジネス交流組織の連合体」。
そして、「中小企業青年中央会」は「様々な業界ごとのビジネス交流組織の連合体の青年部」であり、
「兵庫県青年中央会」は、その兵庫県支部である。
 
様々な国と地域の連合体の「国際連合」が「UA」(United Nations)であるように、
様々な業界ごとのビジネス交流組織の連合体なのであるから、
「UBA」(United Business Associations)と表すとわかりやすい。
 
 
●「UBA」(United Business Associations)決定の舞台裏
 
講演の中での提案を聞いた、渡邉修司会長を中心とする「兵庫県青年中央会」のメンバーのみならず、
全国の「青年中央会」の幹部の方々を中心に、「UBA」を略称にしてはどうかという機運が高まった。
 
また、その場に来賓として出席しておられた「全国中小企業青年中央会」の当時の上山泰寛会長(宮崎県)が
私の提案をお聞きになられた。

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その後、2013年11月に三重県四日市市にて開催された「全国中小企業青年中央会」の全国講習会の席上、
会長を次代に引き継いだ上山直前会長が私からの提案について報告された。

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そして、佐藤康会長(岩手県)を中心とする「全国中小企業青年中央会」の執行部が、
「UBA」(United Business Associations)を会の略称と定めることを正式に決定したのだ。

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会員間の交流を活発にすることを目指し、ビジネスという共通の目的に結び付く団体の意味を込めて、
略称の使用が採択された。
 
これを機に意識高揚と活性化に成し遂げようという決意とともに、
その経緯はホームページ上に公開されている。
 
さらにすぐ、執行部は「UBA」のロゴマークの公募を行い、
全国から寄せられたデザイン案の中から選考の上、2015年4月に決定した。

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日の本の国にふさわしく、赤い「UBA」の文字を、
ギリシャ神話の太陽神アポロンの霊木とされる月桂樹で囲んでいる。
花言葉である「勝利」「名誉」「栄光」「輝ける未来」を永遠にもたらす意志と精神が込められている。
 
また、各都道府県の「中小企業青年中央会」が「UBA」の略称を使用する場合は、
「Hyogo-UBA」または「兵庫UBA」と表記することも明記された。
 
 
●「UBA」に浸透した「One for All, All for One」のイズム
 
「何だ、りゅうじんの自慢話か?」と思われたとすれば、大間違いだ。
 
自分が、渡邉氏、上山氏、佐藤氏、そして幹部、メンバーの立場に成り代わって考えていただきたい。
 
人の講演を聞いて、その中の話を自らの血肉とし、
即座に自社や自分が属する組織の抜本的な改革につながる行動に実際に移したことはあるだろうか?
 
多くの場合、講師の話など右から左に聞き流しで、直後は「いい話だった!」と思ってはいても、
後でメモを見直して実際のアクションに移す人はまれだ。
 
何事も前例を変えるのは容易ではない。
 
オーナー社長が何でも一人で決められる歴史の浅い会社でも、新たなブランド名を決定し、
周囲に周知するのは、そう簡単なことではない。
 
ましてや、誰しも自分の仕事と家庭のことで手いっぱいの中、
彼らは自腹を切ってボランティアとして団体の活動に携わっているわけで、
大きな手間・暇をかけて面倒や摩擦を起こしてまで、
抜本的に何かを変えようと考え、行動に移せる人などめったにいない。
 
青年会議所や商工会議所のメンバーが
「形式的な堂々巡りの会議ばかりやっているから会議所というのだ」と
自嘲気味に言うのを何度か聞いたことがある。
 
また、一県の支部の大会で出された意見やアイデアであっても、良い提案であれば採用し、
すぐに全国規模に広げるなど、そうたやすくできることではない。

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「UBA」では、ラグビーのラガーマンの標語にもなっている、
「One for All, All for One」が実際に組織のイズムになっているのだ。
 
 
●「UBA」は「積み木組織」の真逆の「接ぎ木組織」
 
「UBA」のような組織の場合、アメリカの大統領制と同じく、
単年度ごと、会長ごとで、完全に別の組織になり、まったく別の施策を打ち出すこととなりがちだ。
 
独自色を出すために前任者を否定する場合も少なくなく、一貫性・継続性が欠如しがちで、
逆に継続する施策があればおざなりに惰性で続けている場合も多い。
 
だから、抜本的に変えることがむつかしく、
表面的なパフォーマンスだけ変わったように見せかけるしかないのだ。
 
言わば、「積み木組織」であって、何年にもわたって高く積み上げているようでも、
そのトップの時代ごとにただ積み上げて来ただけなので、大きく揺れると崩れ落ちてしまう。

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一方、「UBA」は、その真逆の「接ぎ木組織」である。
木は接ぎ木して2つの木がしっかりとつながることによって、
そのまま一種類の木のまま育てるよりも、病原菌に対して抵抗力が高まるなど強くなり、
より大きく幹を伸ばし、よりたくさんの花を咲かせ、より多くの実を付ける。

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ジョン・F・ケネディを大統領にまで育てた父のジョセフ・P・ケネディが、
「人生とはひとつの世代と次の世代の共同作業である」と述べた通りだ。
 
上山直前会長から佐藤会長へと、世代を超えた"志のDNA"のバトンを
しっかりと手渡されたことによって初めて、「UBA」の略称が短期間で採択・決定されたのだ。
 
私が同じ立場だったら彼らと同じことができるかと思えば、とてもできそうにない。
 
上山直前会長、佐藤会長、渡邉会長、そして彼らを支える幹部をはじめとするスタッフ、
そして、それを可能にした「UBA」の組織の風土に、ただただ頭が下がる。
 
 
●"儲かる仲間が見つかる"「中小企業青年中央会」(UBA)に入りたい!
 
中小企業を取り巻く環境はますます厳しさを増しており、
「本業第一なので団体活動は遠慮している」という経営者はますます増える一方だ。
 
経済団体の活動に熱心に取り組むあまり、会社が傾き、家庭も崩壊したという笑えない話も
よく見聞きする。
 
そんな厳しい時代に、「中小企業青年中央会」(UBA)が、近年、全国各地で会員企業を増やし、
ますます活動を活発化させている理由は、一言で言えば、"儲かる仲間が見つかる"からだ。
 
例えば、「兵庫県中小企業青年中央会」(Hyogo-UBA)では、
"メンバーシップビジネス"の拡大を目指して活動を活発化し、大きな成果を上げている。

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単なる親睦団体や異業種交流会ではなく、
はっきりとお互いのビジネスのための団体であることを標榜しているのだ。
 
つまり、同じ何かを買うのであれば、他で買うのではなく、
「UBA」の仲間から買うことを積極的に勧めているのだ。
 
例えば、出張やビジネスで旅館やホテルにどうせ宿泊するのであれば、
「UBA」の会員のところを利用しようというのである。
 
そして、その際に、会員の旅館やホテル側は、単なる値引きをするのではなく、
会員同士ならではのプラスαのサービス、おもてなしの付加価値を提供するのだ。
 
その結果、「Hyogo-UBA」の会員間の年間取引額は、
2010年には1千万円ほどしかなかったのが、現在ではその30倍の3億円を突破しつつある。
 
さらに、この"メンバーシップビジネス"を推進するために、
「Hyogo-UBA」に所属する32の組合青年部により組織された若手経営者や後継者が
個人的にどんどんネットワークを広げ、ビジネスにつなげられる仕掛けを行っている。
 
春の「通常総会セミナー」、秋の「交流会」、「あきんど塾」を開催することに加えて、
毎月1回の役員会も県庁所在地の神戸ばかりで行うのではなく「移動役員会」として
県内各地の青年部を巡回したり、他府県の「UBA」や親会の事業にも積極的に参加している。
 
また、こちらも前回の講演の際に私からの提案を早速に取り入れ実行に移していただき
感嘆していることだが、「CLUB IN CLUB」としてメンバーが気軽に参加できる環境作りに努めているのだ。
 
メンバーシップビジネスを実現するためには、お互いを知ることが必要という認識のもと、
「Hyogo-UBA」の中に、所属の組合や業種や地域を超えて、
儲かる勉強・ビジネス企画・Golf・Fishing・旅行の5つのCLUBを立ち上げ、自主運営している。

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「企業組合」の原点に戻り、脆弱な中小企業の売上減少に対して、
具体的な「第二創業」「新たなビジネスチャンスの創造」を、
みんなでタッグを組んでサポートし合える「産業クラスター」を生み出しつつある。
 
こういった"儲かる"施策を続々と実施しているために、「UBA」は、
「儲かるのなら入会しよう!」「儲かるのなら役員になろう!」
「儲かるのなら若社長はどんどんUBAに参加してもらって結構!」という好循環が生まれているのだ。
 
 
●商いに最も大切な「信用」をつなぐ"最も古くて新しい"青年経済団体
 
2016年5月後半に開催される「Hyogo-UBA」の「総会セミナー」に、
再び講師としてお声をかけていただいた。

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「UBA」(United Business Associations)の言い出しっぺに、
さらに今後の目指す方向性と活動について提案しろとのお題をいただき、
「Hyogo-UBA《バリューUP↑》戦略」~目指せ!儲かる仲間が見つかる"価値組"経済団体~
と題してお話させていただく。
 
「価値組」とは、約20年前に日経新聞の私の連載コラムで最初に発表した言葉だ。
いつの世も、顧客に価値を提供できる者こそが、結果的に「勝ち組」になるという意味だが、
経済団体も同様で会員にとって価値がなければ存在意義はない。
 
今回、「井戸を掘っていただいたのは、りゅうじん先生です」と、
再度、お招きいただき、うれしいこと、この上ない。
 
功績を特段たたえてもらわなくてもいいし、別に特別扱いしてもらおうとは思わないが、
やはり、誰しも人の子、頼りにされれば意気に感じるのは当然だ。
 
自治体や団体や企業によっては、ネーミングを考案したり、
現在も継続しているイベントや施設を最初にプロデュースしても、
ホームページなどでも名前さえ一言も触れてもらえず、その後の担当者にもまったく伝わっておらず、
忘れ去られていることも多い。
 
あるいは、代表や社長が、その人の書籍などの中で、
明らかに私が公の場でその人を前に話した講演録や、その会や企業の広報誌などに書いた記事から、
言葉をそのまま引用しても、一言も名前さえ触れてもらえない場合も珍しくない。
 
そんな義理・人情・浪波節のかけらもない組織やリーダーは、やはり、時間の問題で淘汰されて行く。
 
「中小企業青年中央会」(UBA)の諸氏は、「座」「株仲間」から伝わる「信用」こそが
商いにおいて最も大切であることを身をもって示している。
 
"最も古くて、最も新しい"青年経済団体「UBA」のますますのご隆昌を心よりお祈り申し上げます!

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