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健康

第17号 「理由」  

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

前回のコラムには引き続きゴールセティングの大切さを書きます。
今回はその理由の大切さについてお話しましょう。
理由?と思われるでしょうが、自分がなぜ望んでいるかの理由を明確に理解することは非常に大切です。

なぜなら人は大きな目標に立ち向かう時、一番最初に説得させなければならないのは
他ならぬ自分本人だからなのです。
ですから自分を説得させる為には自分を説得させられるに匹敵した充分な理由を見つけれらなければいけません。

目標を達成しなければならない理由が明確にあればあるほど、人は何が何でもその目標を達成させる方法を
必ず見つけ出してくるのです。

例えば自分は000ぐらいの大きさの家が都内に欲しい。
なぜ?なぜなら自分は自分の家族と両親と一緒に住む家が欲しく、
そこで3世帯が一緒に暮らす事が夢なのです。
なぜ?現在の日本では核家族の傾向があり、残念ながら本当の意味での"家族"という意味が全く機能していない。

自分の家庭では3世帯が心地よく暮らせる空間で、そこで本当の意味での家族の価値を生活の中で学び、
子供たちとの充分なコミニュケーションの中で本来あるべき家族の意味を伝えたい。といった理由がある人と

"できたら死ぬまでに一戸建てを何処かに建てたいな"
と思っている人とは全く違った勢い、全く違った意味、全く違ったモチベーションを持つ事になるはずです。

また何か問題に直面した時でも、達成しなければならない明確な理由がある人は問題を乗り越える事しか
考えません。これに対し"できたら"と考えている人は諦めることを考えます。

ビジネスマンであれアスリートであれ大きく飛躍する人達には必ずと言ってよいほどこの"理由"を持っています。
この理由が人を動かすという原理を理解すると、"なるほど、だからあの人はあんなに頑張れるんだ、
だから成功するんだ"という人が周りいることに気づくことでしょう。

更に深いレベルでのサイコロジーを理解できるようになると、イチロー選手が2004年に安打の世界記録を
樹立した時に国民栄誉賞を打診された時に、辞退した理由もお分かりになるのではないでしょうか?

最近は頻繁に目に付く"成功の為の・・・""負け組みにならない・・・"なる文字をよく目にしますが、自分が成功する
理由を自分の中で見つけるという最も大事な作業を飛ばしてしまうと、せっかくの勢いも続かなくなってしまいす。

是非、結果だけでなく理由にも重点を置いて考えてみてください。

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