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- 第47回 届いた年賀状への返信は?期間、内容、書き方のコツ
よくある質問にお答えします
新年おめでとうございます。
2021年が希望に満ちた一年になりますよう、心より願います。
本年最初のコラムは、届いた年賀状に対する返信法についてポイントをまとめました。
Q.届いた年賀状への返信はいつまでにすればよいですか?
松の内までに投函しましょう。
松の内とは正月の門松を飾る期間のことを言います。松の内の期間は地域によって異なりますが、一般的には7日までとされているところが多いようです。
松の内が明けたら正月飾りを片づけるように、年賀状の返信は「新年おめでとうございます」から「寒中見舞い申し上げます」へと書き出しを変えて送りましょう。
Q.年賀はがきが手元にありません。普通のはがきで送ってもいいですか?
問題ありません。その上で、一般には住所面に赤字で「年賀」と書くことで年賀状とみなされます。
普通のはがきの場合、郵便局で発売されている「干支の年賀切手」を貼ると、新年にふさわしい華やかな感じになります。
年賀切手にはお年玉くじ付きのものと、くじなしのもの2種類あります。封書用の年賀切手もあります。お客様に送る際にも印象に残り、喜ばれるのではないでしょうか。
Q.喪中の場合、どうすればいいでしょう?
届いた年賀状に返信するにあたり、喪中のときには松の内が明けた1月8日以降に「寒中見舞い状」として送るのが模範的とされています。
内容は、
・返信が遅れたお詫び
・本年もよろしくお願いしますというご挨拶
・寒い時季ならではの健康を気づかう言葉
などが考えられます。
なお、寒中見舞い状を送る時季は節分(2月3日)まで。翌日の立春以降は書き出しの一文が「余寒見舞い申し上げます」へと変わります。
■年賀状の返信が遅れたときの文例
寒中見舞い申し上げます
新年のご挨拶が遅くなりましたが
本年もどうぞよろしくお願いいたします
寒さが厳しくなりますので、
どうぞより一層ご自愛のほどお願い申し上げます
寒中見舞い申し上げます
一身上の理由により、
年始のご挨拶が遅くなり、大変失礼いたしました
ご発展とご健勝を心よりお祈り申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
Q.気を付けたい書き方のマナーは?
マナーの点から言うと、裏面(メッセージ面)以上に、表面の住所と宛名の書き方に気を配りましょう。一番間違えやすいのは、敬称のつけ方です。個人には「様」、会社名や部署名には「御中」を用います。
◎ABCD法律事務所
弁護士 法律太郎様
×ABCD法律事務所
法律太郎弁護士様
→弁護士という肩書と敬称の「様」を重ねるのは誤りです。同様に「社長様」「部長様」も誤りです。
◎ABCD法律事務所御中
→特に相手を指定しないときには「御中」とします。
裏面に自分の住所と氏名を記載する場合は、表面に書く必要はありません。