損益分岐点売上高とは、現状の変動費と固定費で、営業利益がゼロ(=収支トントン)になる売上高のことを言います。
変動費は、売上高の増減に比例して、増えたり減ったりする費用です。わかりやすいところでは、原材料費や仕入高です。
固定費は、いわゆる「販売費および一般管理費」です。労務費や消耗品、水道光熱費、旅費、賃借料などの費用が固定費に該当します。
損益分岐点売上高は、できるだけ下げておきたい数値です。下げるほど、少ない売上高で営業利益を黒字化させることができるのです。
損益分岐点売上高の計算式は、次のとおりです。
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 粗利益率(売上総利益率)
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※1:粗利益率(売上総利益率)=粗利益(売上総利益)÷売上高×100
※2
※2:粗利益(売上総利益)=売上高 ― 変動費