menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

経済・株式・資産

第9回  これからの不動産の価値保全と運用対策

会社と社長のための資産管理講座

一般的に日本人は、個人資産に占める不動産の割合が高く、相続財産においても同様です。
企業経営者にとっては事業上の重要な資産であることも多いので、
どのような状況で不動産を保有していくかが今後の課題です。

地価に着目してみると、人口減少を原因に低下が続く土地がある一方で、
大都市圏を中心に高止まりするなど、地価の二極化が顕著です。
不動産に関しては、その将来性を個別に検討して「守るか」「処分するか」「活用するか」を見極めないと、
「面積」だけは保全しても「価値」は保全できなくなります。
このとき検討したいことのひとつは、現在所有する低路線価の土地を処分して、
今後も利用価値の高いことが予想される高路線価の土地を購入して、資産の組み換えをすることです。


所有する不動産が今後も人口増加が見込まれる競争力の高い地域にあるならば、
アパート・マンション、商業ビルなどの開発を行い、敷地を貸家建付地とすることが有効です。
自分で自由にできる更地よりも、権利が制限される貸家建付地の方が相続税評価額が低くなり、
相続対策としての効果もあります。

反対に、人口減少・競争力低下の地域に所有する不動産があるのなら、
今後その不動産の資産価値がどんどん低下していく心配をする必要があります。
その場合は、売却して金融資産にリバランスするなり、人口が増加していく国や地域の不動産に買い換えるなり、
不動産投資信託(REIT)を購入するなど何らかの対策が必要になります。


先祖伝来の不動産は、家族や親族の象徴的な資産で誰にも特別な思い入れがあり、
経済合理性だけで処分することは難しいでしょう。

しかし、人口減少社会が現実になり土地神話が崩壊した現代において、
代々維持してきた不動産であっても、資産価値保全のために手放す決断が必要なときもあります。


日本人にとって身近で貴重な財産である不動産。将来を見据え、そのケースごとに賢明な判断が求められています。

これからの不動産と土地活用

第8回  資産の色分けによる相続対策と資産管理 2 前のページ

第10回  投資を応援する優遇税制次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連記事

  1. 第30回 「上手にお金を使うために自分年金を作る」

  2. 第22回  「分散投資の必要性」

  3. 第74回「政府債務の膨張・懸念されるバブル崩壊と財政破綻」

最新の経営コラム

  1. 相談7:含み損のある土地があるのですが、別会社で買うのがいいか、個人で買うのがいいか、どちらでしょうか?

  2. 第9回 注意しても部下が変わらないのはなぜか? ~原因は人ではなく仕組みにある~

  3. 第146回 地味ながら世のクラウド化の追い風を受けて高成長を遂げる サイバーリンクス

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 仕事術

    第127回 40万円のウォークマンを多面的に考える
  2. キーワード

    第52回 突然のデジタル化
  3. 社員教育・営業

    第5回 “経営が厳しい会社”の全員営業の活用法【問題提起...
  4. 戦略・戦術

    第三十六話 「人生参加型」という和歌山県田辺市のスゴい工務店!
  5. マネジメント

    第九十六話 「人の和」(株式会社龍名館)
keyboard_arrow_up