「絶対信頼」の言葉には魔力がある!
「猿もおだてりゃ木に登る」という俗語がある。
大事なポイントは、本来、猿には木に登れる能力はあること。
問題は、「その気」にさせること。
臥龍は、広島にて、30歳で独立開業。
経営者の思想哲学、企業の理念・ビジョンを起点とした、企業丸ごとぜい変を支援するという旗を掲げた。
まったく仕事が来ない。
同業の集まりに行くと、「理想は分かるが、どんな小さな仕事でもやらしてくださいという姿勢でないと食えないぞ」と言われ、それから同業の集まりには一切行かなくなった。
しかし二年間、着実に貯金は減っていく。
ある日、仕事に出る奥さまが、「今夜、お話があります」。
“きたー!”
きっと、「どんな仕事でも取ってきてください」と言われるなと思った。
その夜、座った臥龍の前に白封筒を差し出し、奥さまは、「このお金は、万が一のために取っておいたものです。これであなたは、アメリカにボランティア活動に行ってきなさい。あなたは近いうち、フル活動になると思います。今の動ける時期にしか出来ないことをしなさい」と言った。
聞いて茫然、“自分じゃ絶対言えないなあ”。
しかし、「あなたは近いうち、フル活動になると思います」という言葉は、腹に響いた。
人間は、一人でいいから、自分のことを「絶対信頼」してくれる人がいると、木に登るどころか、富士山でもエベレストでも登ってしまうものだ。
その三年後、企業丸ごとぜい変のコンサルティングを貫き、35歳でコンサルティングフィー1億円突破、日本のトップ1%コンサルタントになった。
ちなみに臥龍は、さる年だ(苦笑)。
Q.あなたは最近、「絶対信頼」の言葉を誰かに掛けたこと、ありますか?
ホノルルより愛を込めて。臥龍