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戦略・戦術

第120話 会社を売ることは恥ではない

強い会社を築く ビジネス・クリニック

会社を売ることは 恥ではない。
 
“資産を売る” ということは、かって日本では、中小企業の経営者にとっては、「恥」でありました。なぜなら、会社が苦しくなったから売却すると捉えられていましたので、資産をむやみに売却してはならないとなっていたのです。
 
経営知識としてグローバルスタンダード的世界経済基準から言っても、無駄な資産を極力圧縮するのが今日では常識となっています。
 
 
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この方程式をみても 分母の総資産を下げることで率は良くなるのです。
資産を出来るだけ圧縮して、売上を上げるのが経営者の能力であります。
上場会社においては 資産に対して、利益率にふさわしい利益を獲得していない場合は、公認会計士から減損を求められるのです。
 
よって、遊休資産や生産性の悪い資産、事業は、処分するように求められるのです。不採算事業部門を売却をしたり、規模を求める買収をしたりする、M&A行為が多くなっているのです。
 
今や不動産を売る、事業を売る行為は恥でもなんでもなく、経営者をしてやらねばならない務めなのです。
会社を倒産させる 長年勤めた社員を路頭に迷わせてしまうような行為が恥であるのです。
一番多い悩みを持つ経営者は、どこにM&Aの仲介業者が存在しているのかの知識がないとおっしゃる方々です。
インターネットで探せば見つかりますし、一部上場会社の業者もあれば中堅の専門仲介業者もあります。
玉石混合していることに間違いはありませんが、3~5社を選び、話を聞き、自社の顧問弁護士や税理士にその判断を仰ぐのもいいでしょう。
 
売り先を探していなくても、意外と商社から〇〇会社が 今、会社を探していますよという情報が伝わったり、仕入れ先商社や、販売先のお客様と談話していく中でM&A話が伝わったり種々あります。
 
買収を考えている会社にとっては、ゼロから起業をするよりも顧客、従業員のついた会社を得る方が「時間」というものを買うわけで、メリットが実に大きいのです。
 
会社にとっての仕入先の会社は、又、得意先の会社にとっても商圏を取られるのは困るので真剣になってくれます。
 
ただ、仲介業者は、売る側と買う側に立った場合、どちらの利益に軸足を置くと思いますか?
間違いなく買う側に立った傾向が多くなっています。なぜなら、売り側は、今回1回で終わり、買う側は今後とも潜在顧客になってくれるからです。
 
費用の件ですが、まちまちですが、業界基準としては、各側から3%づつの手数料を要求してきます。が、私は1%に価格を落とさせますし、頭金や契約金は支払いを拒否して、成功報酬方式にします。
 
よって、仲介手数料が惜しくって、仲介者を立てない経営者が、時々いらっしゃいますが、おやめになったほうがよいと思います。
なぜなら、何度も細部について交渉事(押したり引いたり)を代理人からニガ口も言ってもらわなくてはならないし、後々でとんでもないことが発生しても、泣き寝入りしない、安全のためにも必要です。(不動産取引と似ています)

 

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