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戦略・戦術

第214話 「働く人が集まらない!」

強い会社を築く ビジネス・クリニック

 

今年の方針を各社に問うと

こぞってのテーマが「人手不足、賃金アップ、処遇改善」との課題が発生して「どうする!どうする!」となります。

私は、何年も前からデフレ対策に悩み、インフレが来てくれないかと希望していました。インフレモードになれば何がどうなるのかはわかっていたはずであります。デフレの時の悩みは販売単価が上がらない事であります。「価格改定をしないと!」「販売単価を上げて売り上げ増にしたい!」と思っていたはずです。

今やインフレモードになったのです。
「皆が希望価格、値上げをしよう!」「ライバルも値上げを始めた!」と言うのです。
「値上げを飲まない得意先を切れ」
「あなたの会社の値上げを飲まないと仕方がない。他社にはできないのですから」と言わせろとアドバイスしてきたのです。

 

ちょっと待ってください・・・

あなたの会社「事務員、スタッフと言われる従業員は何人ですか?」「工場・現場従業員数は何人ですか?」
「経理・財務・運輸・物流・庶務・パート入れて30人います」
「では、4人カットとしなさい 26人にしなさい!」
「そんなこと…売上も増えて、とってもじゃないがその人数では会社は回りません!」

能登の地震で被災した会社、私の関係先のスーパーは、物資は届いても社員が集まらなくてもやっています。合理化というのは従業員半分でやるには「どうするか!」と考える事なんです。今日20年前と比べて、事務の合理化が格段に進化してネットで仕事ができ、人工頭脳を使った「ノーライティング」「ノーペーパー」じゃないですか!従業員一人一人の机も要らない!書類ロッカーも要らない。パソコン一台で仕事を進める時代です。

「経理出納係1人、人事総務1人、他の仕事は全部外注すれば、事務員4人で充分やれる」人を減じれば給与など10%、20%とアップできるのです。従来のやり方で、人も減じないでは赤字になるだけです。

本当に真剣に従業員を減らして一人当たりの給与を上げようとしているのでしょうか?絶対に必要な仕事だけをすればよいのです。

 

日本も変わっています。

東京の一流と言われるホテルを私はよく利用して思います。

1.宿泊料が120%~150%上がりました
2.チェックインが3時なのに入室を待たされます(掃除が終わらないのです)
3.フロントで並ばされます(海外に似てきました)
4.メインダイニングに休日があります
5.朝食に和食がなくなりました
どう 皆様は変えますか……?

銀行の店頭に行ってみなさい!昔日の銀行窓口とは全く変わってしまいましたよ!!

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